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ジン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ジン
Jinn
アラブ神話で,天使および悪魔下位におかれる超自然的存在。この存在はイスラム化以後も,その教理中に取入れられ,イブリース (サタン) とともにとされた。イスラムの経典コーランでは,ジンはのないからつくられたもので,男女性別があり,よきジンとあしきジンの区別があるとされる。そして信仰をもつジンもあるとされる。しかし現代のイスラム教理では,ジンへの信仰は薄れつつある。

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ジン
gin
穀物を原料として造った中性アルコールにジュニパーベリー,レモンの皮,キャラウェイその他を加えて,弱い火で蒸留した酒。樹脂臭がある。甘味をつけないドライジンカクテルの原料として不可欠である。

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デジタル大辞泉

ジン(gin)
トウモロコシ・ライ麦などの発酵液に、ジュニパーベリーネズの実)の香りをつけた蒸留酒無色透明で、アルコール分が40~50パーセントと高い。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ジン(zine)
《magazine(雑誌)の》雑誌。特に、少部数の自主制作雑誌。

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とっさの日本語便利帳

ジン
オランダで薬酒として開発されたホワイトスピリッツ。トウモロコシや大麦、ライ麦などを連続式蒸留器で蒸留、コリアンダーオレンジの皮などの香草の成分を加え、もう一度単式蒸留器で蒸留する。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

栄養・生化学辞典

ジン
 ライムギ,トウモロコシを原料に麦芽で糖化し発酵させ,ハーブなどを加えて蒸留した酒.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
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デジタル大辞泉プラス

ジン
日本のテレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』(2002-2003)に登場する主力モビルスーツ。ザフト所属。型式番号はZGMF-1017。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ジン【jinn】
アラブ世界で信じられた,神の創造になる思考力ある生物。精霊,霊鬼とも訳される。ユダヤ教・キリスト教的背景とは関係なく,俗信として古くからその存在が信じられていたが,コーランの中でもその存在が認められていることにより,イスラム期以降,天使やサタン(シャイターン)の解釈と絡まりあってそのイメージはますます豊富なものとなった。ふだんは不可視の存在であるが,凝結すると視認でき,煙や雲のような気体状からやがて固体となって顕現する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ジン【gin】
穀類を原料とする蒸留酒の一種。いくつかの種類があるが,オランダ・ジン(ジェネバgeneva)とロンドン・ジンが代表的なもので,いずれもジュニパーベリー(杜松子(としようし)。ネズの実)の独特の香味をもつ。前者は17世紀半ばライデン大学シルビウスによって創製された。genevaの名はフランス語のgenièvre(杜松子)から出ている。17世紀末ウィリアム3世時代にイギリスに伝えられたジェネバは省略して〈ジン〉と呼ばれた。

出典:株式会社平凡社
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飲み物がわかる辞典

ジン【gin】

ライ麦、とうもろこし、大麦麦芽などを原料としたアルコールにジュニパーベリー(西洋ねずの実)の香りをつけた無色透明の蒸留酒。カクテルにも用いる。アルコール度数は37~48度程度。17世紀中頃、オランダのライデン大学のシルビウス教授が薬用に考案したとされ、オランダの国民酒ともいえるほど一般的な酒となった。1689年にウィリアム3世がオランダから迎えられてイングランド国王となったのを契機にイギリスにも普及した。オランダ産のものを「ジュネバ」、イギリスで発展した製法の辛口のものを「ドライジン」「ロンドンジン」などといって区別するが、一般的に「ジン」というと後者をいうことが多い。

出典:講談社
(C)Kodansha 2013.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ジン
じん
gin

ネズ(杜松)の実(ジュニパー・ベリーjuniper berry)の香りをもった蒸留酒。オランダで最初につくられたスピリッツであり、ジンの語源もオランダ語のジュニーバjeneverからきている。

[原 昌道]

歴史

17世紀の中ごろ、オランダのライデン大学のシルビウス教授が熱病の治療薬をつくる目的で、利尿剤として知られたネズの実をアルコールで浸漬(しんし)し、精油をとり、これを蒸留した。この酒は薬効があるのでgenièvreまたはgenièvreと名づけられ、ライデン市内の薬局で売り出された。その後特有の芳香が人々の間に知られ、薬より酒としてオランダ全土に広がり、名前もGeneva, Geneverとなった。さらにイギリスではginとなった。その後イギリスで発達したのは、17世紀末にオランダから迎えられてイギリスの王となったウィリアム3世が、ジンをイギリス国内に普及させるため、フランスから輸入されているワイン、ブランデーに重い関税を課す政策をとり、急速にイギリス国内に広めたことによる。以後、連続蒸留機の導入により、ロンドンを中心に、くせのないすっきりした現在のロンドンジンの基がつくられた。現在ではアメリカでも大量につくられ、日本、そのほかの国でも生産されている。

[原 昌道]

作り方

原料はおもにライムギとトウモロコシで、蒸煮(じょうしゃ)後、麦芽を加えて糖化し、その発酵液を蒸留する。留液を50~60%程度に水で薄め、これにネズの実などの香料植物を刻んで加えるか、蒸留釜(がま)の上部に設けられた室(ジンヘッド)の棚に香料植物を置き、この室にアルコール蒸気が通過するようにして蒸留する。このため留液はネズ特有の香気をもったものになる。そのほか、香料植物の精油を留液に加える方法もある。またジンエッセンスなどをアルコールに加えて製品化することも行われ、安価なジンにはこのような製法のジンが多い。ジンの成分は一般にアルコール分37.5~47.5%、エキス分0.3%以下である。

[原 昌道]

種類


(1)オランダジン 原料にトウモロコシやライムギを使い、麦芽で糖化後、発酵させる。これを単式蒸留機で蒸留を繰り返し(普通は3回)、精留する。この留液には、穀粒からくる特有の香味が残っている。留液は通常アルコール分が50%になるように水を加えて薄め、これとネズの実などの香料といっしょに蒸留して製造する。オランダジンは、発酵したもろみの蒸留に単式蒸留機を使っているため、原料の香りが残っており、これにネズの実の香りが加わって複雑な香りを構成するから、ロンドンジンよりも香りが強く、味は重い。なおオランダジンの一種にシュナップスがある。これは、本来はポテトスピリッツにネズの実をつけて蒸留、抽出したエキスを用いてつくられた酒である。シュナップスはドイツ語で「グラス1杯の蒸留酒」を意味し、アルコールの強いジンのことをいうが、最近はジン類似の下級のスピリッツをさす。

(2)ロンドンジン 連続蒸留機で蒸留し、不純物をほとんど含まない無臭のアルコールをつくる。この点がオランダジンと異なる。次に留液を60%程度に薄め、ネズの実などの香料植物を詰めたジンヘッドをもつ蒸留釜に入れて蒸留する。初留と後留を除き、中留部の香りのよい部分を採取して製品とする。ロンドンジンはオランダジンに比べて香気が軽く、風味は爽快(そうかい)である。

(3)オールドトムジン ロンドンジンに1~2%の砂糖を加え、わずかに甘味をつけたものである。甘味をつけたものにはこのほか、ドライジンとオールドトムジンの中間ぐらいの味のプリマスジン、オレンジの香りのついたオレンジジン、レモンの香りのついたレモンジンなどがある。なおエキス分が2%以上になるとリキュールになる。

(4)アメリカジン アメリカの法律によれば、ジンの製造には留液のアルコール分が95%以上のニュートラルスピリッツを用いなければならない。それゆえ無色・無臭のアルコールがジン製造に使用される。したがって香味はロンドンジンよりもさらに軽い。

(5)シュタインヘーガー ドイツのウェストファーレン地方のシュタインハーゲンでつくられる。ネズの実は20%程度の糖分を含むので、これを発酵させて蒸留し、ほかのアルコールに加えて再蒸留し、中留分を製品とする。比較的香りの温和なタイプである。

(6)ドライジン 甘くないジン。本来は、オールドトムジンに対抗して、甘くないロンドンジンをドライジンといっていたが、一般には、オランダジンやアメリカジンなどのなかの甘くないジンをドライジンと称している。

[原 昌道]

飲み方

ジンはウイスキーと異なってストレートで飲まれることはあまりない。マテニー(マティーニ)やジンフィズでよく知られるように、カクテルベースとして使用される。

[原 昌道]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ジン
〘名〙 (gin) トウモロコシ・大麦・ライ麦などの穀類を原料として作った中性アルコールに、ネズの果実その他で香りを加えて蒸溜した無色透明な酒。ふつうアルコール分四〇~五〇パーセントのドライ‐ジンをさしていう。一七世紀中頃にオランダで創製。イギリスで大流行した。
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初「軍艦のマドロスが洋酒(ジン)に酔って」

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