@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

スアレス(Francisco de Suárez)【すあれす】

日本大百科全書(ニッポニカ)

スアレス(Francisco de Suárez)
すあれす
Francisco de Suárez
(1548―1617)

スペインの哲学者、神学者。新スコラ学派の祖。グラナダの生まれ。イエズス会に入り、サラマンカ大学に学び、各地の神学校、大学の教授を歴任した。彼の業績の中心は形而上(けいじじょう)学および法哲学にあり、『形而上学論究』Disputationes metaphysicaeをはじめとして多くの著作がある。その形而上学は、アリストテレスからトマス主義の流れに位置するが、独自のものであり、その学殖に基づきそれまでのスコラ哲学における形而上学の諸問題を網羅した体系をなしており、以後長期にわたってカトリック系大学のみならず、多くのプロテスタント系大学の思想にまで大きな影響を及ぼした。法哲学に関して、彼は義務を核心に据えた理論を展開し、自然法の中世的理解から近代的理解への移行をもたらし、グロティウスへの影響も大きい。

[清水哲郎 2015年1月20日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

スアレス(Francisco de Suárez)」の用語解説はコトバンクが提供しています。

スアレス(Francisco de Suárez)の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation