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スカート

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

スカート
skirt
広義には,衣服,物体の裾,端,へりなどの意であるが,一般には,男女のコートやドレスの,ウエストライン以下に垂れる部分名。より狭義には,女子服の下体部を一体化して包み,おおう部分をさす。語源はシャツを意味する古代ノルマン語のスキュルト skyrt。女子服のそれをさす今日的用法は 19世紀になって始り,それまではペティコート用語が使われた。長さ,形状,装飾,裁断,用途などによって多様な名称がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

スカート(skirt)
腰から下を覆う、主に婦人用の筒状の衣服。「スカートをはく」「ミニスカート
保護または装飾用に、物の下部につける覆い。家具の裾(すそ)部の補強材や、電車の前部につける金属板など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

スカート
 ウシ横隔膜のことで,屠畜業者の用語.

出典:朝倉書店
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ダイビング用語集

スカート
顔に密着させるゴムの部分のこと。材質は、シリコンゴム、ブラックシリコン、ネオプレーンなどの種類がある。

出典:ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』
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世界大百科事典 第2版

スカート【skirt】
広義には衣服や物体の裾,縁などを指すが,一般には腰から下をおおう女性の衣服をいう。フランス語でジュープjupeという。下半身の保護,衣服の装飾として用いられ,用途,流行により形や長さが変化する。語源は古英語のシャツを意味するscyrteで,婦人用スカートの意味としては,低地ドイツ語の婦人用ガウンを表すschörtに由来する。 独立したスカートの前身は,古代エジプト人などが用いた腰衣(ロインクロス)に見られ,ひとつづきの衣服の一部としては,古代ギリシア・ローマ人などのひもでとめたキトントゥニカの下半身部もスカートであった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

スカート【skirt】
主に婦人服で、ウエストから下半身をおおう筒状の衣服。長さ・形などに変化が多く、独立したものと身頃から続いたものがある。
車両などの下部をおおう、保護や装飾用のおおい。 「新幹線の車体の-」

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

スカート
すかーと
skirt
女性の下半身衣のこと。広義には、ウエストから垂れ下がる衣服の部分に対しても用いられる。[辻ますみ]

歴史

婦人服の下半身衣を独立させて、スカートとよぶようになったのは19世紀以後のことであり、それ以前はローブの一部分とみなされ、ペティコートとよばれていた。下半身の形の変化に関心が寄せられ、流行のポイントがそこに置かれた19世紀は、多様なデザインが次々に試みられ、男子服が現代服の形を整え始め、装飾性を失っていくのと対照的であった。19世紀初期のエンパイアスタイルのほっそりしたスカートは、やがてベル型やアワーグラス型(砂時計型)に膨らみ、中期にはそれが最大に達してクリノリンとなり、後方に広がるピラミッド型も出現する。その後はしだいに後ろ腰に膨らみを寄せるようになり、1870年代にバッスルスカートが現れ、世紀末のS字型シルエット、20世紀初めのホッブルスカート(よちよち歩きのスカート)へとめまぐるしく変化していった。
 第一次世界大戦が婦人服に与えた影響は大きく、とくに足をのぞかせたスカートの出現は衝撃的であった。これは1920年代にはショートスカートへと発展する。第二次世界大戦中のミリタリー調のタイトスカートは、戦後はディオールのニュールックの影響で、丈の長いフレアスカートに一変する。その後ファッションの焦点は、スカート丈の変化に向けられていったが、その点から1960年代のミニスカートの出現は一つの頂点であった。その後はビッグルックの流行によるビッグなスカートや、さまざまな形や丈のパンツ類が登場し、現在の女性のボトムズ(下半身衣)は非常に多様化してきている。
 このような変化をみてくると、スカートは、基本として、自然に体に沿う筒型と、人工的に膨らみをもたせるベル型の2種に分類できる。筒型では古代や中世の衣装の下半身がそうであり、19世紀のエンパイアスタイルや20世紀のホッブルスカートやバレル型(樽(たる)型)、さらにタイトやセミタイトスカートの類がこれに属する。ベル型は膨らみを出すための支えや下着にくふうが必要であり、膨らませる方向や分量によって、さまざまな形態と名称をもってきた。16世紀のファージンゲールや、18世紀のパニエ、19世紀のクリノリンや後ろ腰のみを膨らませたバッスルなどはこの型に属し、いずれも腰枠でスカートを支えていた。20世紀にはドーム型やパラシュートまたはパラソルスカート(三角形の布を縫い合わせたスカート)があるが、これらは裁断方法のくふうと下着によって形が整えられている。体からどの方向にどの程度離すかによって、下半身には多様なデザインが可能であり、事実19世紀より現代まで、スカートはめまぐるしい変移をみせながら、婦人服の重要な位置を占めてきている。[辻ますみ]

種類


(1)体に沿わせた、ゆとり量の少ないスカート。体への密着の程度によりチューブラースカート(管状スカートの意)、ストレートスカート、スリムスカート、タイトスカートの名称があり、裾(すそ)が細くなるとホッブルスカート、裾で急に広がるとトランペットスカートになる。タイトスカートにも、タックやギャザーやプリーツを入れたり、切り替え線を入れることによって、いろいろなデザインが可能である。またタイトなスカートの上に別布を重ねたものをパネルスカートとよんでいる。
(2)ゆとりのあるスカート。ギャザースカート、フレアスカート、サーキュラースカート(円形に裁断されたスカート)、ゴアードスカート(三角形の布をはぎ合わせたスカート)、ドームスカート(ドームのように半球形に膨らむスカート)、バレルスカート(樽型で中間が膨らむ)、ティアードスカート(ギャザーを幾段にも切り替えたスカート)、ペザントスカート(農婦服をまねた素朴なギャザースカート)、プリーツスカート(ひだスカート)、などがあり、ギャザーやフレアが入って全体がゆったりしたスカートをフルスカートと総称している。
 プリーツスカートは、プリーツの形によって名称があり、基本型として、サイドプリーツ(一方向のひだづけ)、ボックスプリーツ(箱ひだ)、アコーディオンプリーツ(蛇腹形のひだ)があり、これらを変形させたプリーツには、サンバーストプリーツ(太陽光線のように、上部は細く下部で広がる放射状プリーツ)、ナイフプリーツ(ナイフのように裾広がりになった細かいプリーツ)、インバーティドプリーツ(ボックスプリーツの逆ひだ)などがある。さらに基本形を組み合わせた複雑なプリーツ加工や、スカートの上方や裾のプリーツを消すという加工法もある。
(3)特殊な形のスカート。ラップスカートまたはラップアラウンドスカート(巻きスカート)、ヒップボーンスカート(腰骨で支える形のスカート)、ディバイデッドスカート(ズボンのように股(また)のあるスカート。キュロットスカートともいう)、ハーレムスカート(ゆったりしたトルコズボン型のスカート)、ジャンパースカート(上半身がある)。
(4)民族服のスカート。キルト(スコットランドの男性のスカート)、フスタネラ(ギリシアの男性の民族服)、サヤ(フィリピン)、フラスカート(ハワイ)、サロン(インドネシア)。
(5)丈による名称。マキシmaxi(最大を意味するマキシマムの略語。くるぶし丈のスカート)、ミディmidi(中間を意味するmidの派生語。ふくらはぎ中ほどのスカート)、ミニmini(最小を意味するミニマムの略語。膝(ひざ)上20センチメートル内外の極端に丈の短いスカート)。[辻ますみ]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

スカート
〘名〙 (skirt) 主に婦人服で腰から下に垂らして下半身をおおう筒状の衣服。時代によって様式が変遷し、すそ丈、種類など流行によって変化することが多い。タイトスカートフレアスカートプリーツスカートなど。
※都会(1908)〈生田葵山〉不安「裳袴(スカート)の裾長く靴の踵(かがと)を没するのを小気味よく蹴って歩む伊達な態(さま)に」

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