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スクレ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

スクレ
Sucre, Antonio José de
[生]1795.2.3. クマナ
[没]1830.6.4. バスト近郊ベルエコス
ラテンアメリカ独立運動の指導者。 15歳で独立運動に参加,S.ボリバル部下として活躍し,26歳で将軍昇進。 1822年キト市近くのピチンチャでスペイン軍を破り,エクアドルを解放した。続いてボリバルとともにペルー進撃,24年8月フニンの戦い,同年9月アヤクチョの戦いで最後のスペイン軍を破った。 25年上部ペルー (ボリビア) 地方の統治を託され,26年ボリビア共和国が成立すると大統領に選ばれた。しかしボリビア人の反感,ペルーとの対立のため 28年辞任,その後,ボリバルに協力して大コロンビア共和国の統一に努力したが失敗,暗殺された。

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スクレ
Sucre
ボリビアの憲法上の首都。またチュキサカ県県都。ボリビアの事実上の首都ラパスの南東約 400km,アンデスの中部山脈中の肥沃な谷にあり,標高約 2800m。インディオのチャルカ族の集落があった地に 1538年スペイン人によって建設され,チャルカス地方の行政中心地とされた。独立運動の初期の中心地で,1809年には市民がスペイン軍に対して蜂起。ボリビア独立の翌 1826年暫定首都とされ,1839年正式に首都となった。これを機に市名は,独立運動の指導者でボリビアの初代大統領となった A.スクレ将軍にちなんでスクレに改称されたが,ここにいたるまでチャルカス,チュキサカ,ラプラタと変わったため,「四つの名前をもつ都市」として知られる。 1998年首都をラパスに移そうという動きがあって一時内戦状態になったが,結局,スクレは首都の名を保持し,行政府,立法府はラパスに移ることになった。この結果,スクレには最高裁判所が残るのみとなり,実質的にはラパスが首都として機能するようになった。周辺に農業地帯をもつ商工業中心地で,農産物の集散,加工が行なわれるほか,南東約 200kmのカミリ油田からパイプラインが通じ,石油精製が重要な産業となっている。セメント工場もある。 17世紀の大聖堂,1624年創立のサン・フランシスコ・ハビエル大学,ボリビア独立宣言を所蔵する独立記念博物館など,植民地時代の古い建築物が多数保存される市街は,1991年世界遺産の文化遺産に登録。交通の要地で,道路が四通し,ポトシから鉄道が通じる。人口 19万 3873 (2001) 。

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デジタル大辞泉

スクレ(Sucre)
ボリビア中南部の都市。チュキサカ県の県都で、同国の憲法上の首都。1900年にほとんどの政府機関がラパスに移転したが、最高裁判所が残る。スペイン植民地時代の伝統的な街並みを維持するため、建物を白く塗ることが義務づけられている。1991年に市街全体が「古都スクレ」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。人口、行政区27万(2008)。

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世界大百科事典 第2版

スクレ【Sucre】
ボリビア中部に位置する都市で,チュキサカ州の主都。人口14万4994(1993),標高2600m。ラ・プラタ,チュキサカ,チャルカスの名で呼ばれたが,1839年から初代大統領にちなんで現在名となった。ボリビア共和国の憲法上の首都で,最高裁判所があるが,他の政治・行政機関は1900年以降ラ・パスに移された。1825年のボリビア独立宣言はここで行われた。気候は温暖で,1538年に建設され,植民地時代は繁栄したが,今は当時の古い建物を多く残した静かな都市である。

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スクレ【Antonio José de Sucre】
1795‐1830
ボリビアの初代大統領。在任1826‐28年。ベネズエラのクマナに生まれ,早くから独立革命軍に参加し,16歳で大佐に昇進。1822年エクアドルを解放したピチンチャの戦に勝利した。23年ボリーバルに随行してペルーへ転戦し,翌年12月9日アヤクチョの戦でペルー王党軍を撃破,14年にわたる大陸北部の解放戦争を終結させた。その後,ラ・パスの王党軍を破り,25年2月ラ・パスにおいてアルト・ペルー(現,ボリビア)の独立を宣言,翌年終身の初代大統領に任命されたが,2年で辞任し,ボゴタに帰還した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

スクレ
すくれ
Sucre

南アメリカ、ボリビア中南部の都市。同国の憲法上の首都。チュキサカ州Chuquisaca(人口53万1522。2001)の州都。首都ラ・パスの南東420キロメートル、標高2600メートルの高原盆地に位置する。人口21万5778(2001)。1538年に建設され、旧称はチュキサカといったが、1839年ボリビアの首都となり、初代大統領アントニオ・ホセ・デ・スクレにちなんで現名に改称した。立法府と行政府は1900年にラ・パスに移り、現在は最高裁判所だけが残っている。植民地時代の町並みをよく残しており、市の法令で住民にコロニアル・スタイルを維持することが義務づけられている。南アメリカ最古のサン・ミゲル教会をはじめ、聖ザビエル大学、17世紀に建てられた大聖堂、立法宮、人類学および植民地時代の資料を多数陳列する博物館などがある。付近では石油や穀物、果実を産し、精油、食品加工などの工業が発達している。木工細工や木彫りも有名である。1991年には町全体が古都スクレとして世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。

[山本正三]

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精選版 日本国語大辞典

スクレ
[1] 〘名〙 (sucre) エクアドルの通貨単位。センタボの一〇〇倍に等しい。
[2] (Sucre) ボリビア中南部の都市。同国の憲法上の首都。一九〇〇年にほとんどの政府機関がラパスに移転したが、最高裁判所が残る。

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