●スサ
旺文社世界史事典 三訂版
スサ
Susa
イラン南西部のザグロス山脈西麓にあった古代都市遺跡
エラム地方の中心地で,1897年以来,発掘調査されている。ハンムラビ法典碑も,ここから発見された。先史時代からの文化の層が重なり,前4000年紀後半の第2層は,進んだ都市文明を示す。そのすぐれた彩色 (さいしき) 土器とエラム原文字は,メソポタミア文化の起源を知るうえの貴重な史料。アケメネス朝のダレイオス1世がここに首都を建設し,その後ササン朝では絹の産地として栄えた。
エラム地方の中心地で,1897年以来,発掘調査されている。ハンムラビ法典碑も,ここから発見された。先史時代からの文化の層が重なり,前4000年紀後半の第2層は,進んだ都市文明を示す。そのすぐれた彩色 (さいしき) 土器とエラム原文字は,メソポタミア文化の起源を知るうえの貴重な史料。アケメネス朝のダレイオス1世がここに首都を建設し,その後ササン朝では絹の産地として栄えた。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
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