●スティール
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
スティール
Steele, Sir Richard
[没]1729.9.1. カマーザン
イギリスのジャーナリスト,劇作家。オックスフォード大学を出て軍人となり大尉に昇進。王政復古期喜劇の趣向に教訓調を加えた喜劇『やさしい夫』 The Tender Husband (1705) などの戯曲を書き,次いでエッセー新聞『タトラー』 The Tatlerを 1709年に創刊,11年に廃刊,その2ヵ月後友人アディソンと『スペクテーター』 The Spectatorを発刊。これは新興の市民階級の読者を目標に,日常の出来事や演劇,文学,風俗などを取上げて,穏やかな調子で啓蒙的教訓を与えるもので,当時の風俗をよくうかがわせる。また政治評論でも活躍し,国会議員にも当選したが,晩年はアディソンとも仲たがいし,不遇であった。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
スティール【Richard Steele】
イギリスのエッセイスト,劇作家,政治家。ダブリン生れ。父親はイギリス系,母親はアイルランド系らしい。オックスフォード大学を中途退学して軍隊に入り,陸軍大尉まで昇進するが,やめて文壇に入る。これまでの自分の生活の反省をこめて教訓的散文《キリスト的英雄》(1701)を執筆。以後風俗の改良を旨として,新しい劇を試みる。《葬式》(1701),《うそつき恋人》(1703),《やさしい夫》(1705)は,当時の下品で放蕩と思われていた劇に対抗して,上品なやさしい感情に訴える特質をもっている。
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
すてぃーる【スティール】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
デジタル大辞泉
スティール(steal)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
スティール(steel)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「スティール」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●スティールの関連情報
関連キーワード
| ライプニッツ| オランダ戦争| 龍野城| ウィリアム(3世)| デ・ウィット| 色艷| アジソン| 有栖川宮| 石川丈山| 市村座|