●スフォルツァ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
スフォルツァ
Sforza, Carlo
[没]1952. ローマ
イタリアの政治家,外交官。 1920~21年外相在任中にユーゴスラビアとの間にラパロ条約を締結。次いでパリ駐在大使となったが,ファシズム政権に反対して 27~43年亡命。ファシズム崩壊後に帰国,47~51年再び外相に就任。
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スフォルツァ
Sforza, Francesco
[没]1466.3.8. ミラノ
ミラノ公スフォルツァ家の創始者。 15世紀,イタリア政治に重要な役割を演じたコンドッティエーリ (傭兵隊長) 。傭兵隊長ムツィオ・アッテンドロ・スフォルツァの庶子。父の傭兵隊を受け継ぎ,宿敵ブラッチオ・ダ・モントーネを倒し,ミラノ公に雇われたが,1434年フィレンツェに鞍替えし,ミラノと戦い,ガルダ湖,ベロナ,アンギアーリで大勝した。 1441年ミラノ公のひとり娘と結婚,1447年公の死に乗じて共和国を宣したミラノ市に雇われてその総司令官に就任。しかしミラノ市民がベネチアと結んで抗したため,ミラノを兵糧攻めで攻略,1450年ミラノ公として入城。以後フィレンツェと結んで,内外の足場を固め,文芸を奨励して絵画,建築の遺産を後世に残した。
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世界大百科事典 第2版
スフォルツァ【Francesco Sforza】
ミラノ君主に成り上がった最も幸運な傭兵隊長。ムーツィオ・アッテンドロの庶子。ベネチアと戦うミラノ公フィリッポ・マリア・ビスコンティに仕えた。1434年教皇の弱点を利用してアンコナ辺境伯位を獲得。ミラノ公の庶出の唯一の娘ビアンカ・マリアと結婚後,47年彼女の父が死ぬと,辺境伯位を放棄して,ミラノ公爵位の相続を主張し,アンブロジョ共和政(アンブロジアナ共和国ともいう)を倒して権力を奪回した。54年ローディの和ののち彼の公爵位が確認される。
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スフォルツァ【Ludovico Sforza il Moro】
ミラノのルネサンス君主。フランチェスコ・スフォルツァとビアンカ・マリア・ビスコンティの間に生まれた。特にレオナルド・ダ・ビンチ,ブラマンテや他の芸術家たちのパトロンとして有名。通称のイル・モーロは肌の黒さ,あるいは別称のマウロMauroに由来する。1476年兄のガレアッツォ・マリアが暗殺された後,その7歳の息子からミラノ公爵位を剝奪しようとして失敗し,追放される。しかし80年甥の後見人として帰還に成功し,実権を掌握。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
スフォルツァ
すふぉるつぁ
Carlo Sforza
(1872―1952)
イタリアの外交官、政治家。1896年に外務省に入り、外務次官(1919~1920)を経て、第五次ジョリッティ内閣(1920~1921)に外相として入閣し、ユーゴスラビアとのラパロ条約を成立させた。1919年以来上院議員になり、ムッソリーニ政権の誕生とともに駐仏大使を辞して反ファシズム運動の指導者となった。ムッソリーニに追われて海外に亡命(1927~1943)。この間、反ファシズム、反全体主義、ヨーロッパ連邦のための評論活動を展開。1943年10月に帰国、国王の即時譲位を要求する勢力に加わった。共和党党首として連立内閣の無任所相(1943~1944)、立法議会の議長(1945~1946)を経て、第三次から第六次までのデ・ガスペリ内閣の外相を歴任。その間、北大西洋条約機構(NATO(ナトー))加盟に至る戦後イタリアの外交的進路の推進者になった。第七次デ・ガスペリ内閣の無任所相の任期中に死去。
[重岡保郎]
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367日誕生日大事典
スフォルツァ
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