●スペクトル型【スペクトルがた】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
スペクトル型
スペクトルがた
spectral type

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
スペクトル‐がた【スペクトル型】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
スペクトルがた【スペクトル型 spectral type】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
スペクトル型
すぺくとるがた
spectral type
恒星からの光を低分散度の分光器にかけて撮影し、そこに見られる吸収線スペクトルの見かけのようすに従って類別したもの。19世紀末から始められ、20世紀の初めには約23万個の恒星についてのスペクトル型を記載した『ヘンリー‐ドレーパー星表』が出版された。単なる見かけによる系列化に対してアルファベット記号が与えられていたが、しだいに天体物理学的な意味づけが可能になるにつれて順序も入れ替わり、ほぼ恒星の表面温度の高い順に、O、B、A、F、G、K、M型となって定着している。20世紀末になり、赤外線観測でM型星より低温の恒星が見つかり、L型、T型という分類群が加わった。M型近くの低温度星については、組成異常を示すものがあり、R、N、S、C型もある。各型はさらに10に細分され、A0型とF0型の中間の星はA5のように記される。
標準的なスペクトル型は、太陽にみられるような標準元素組成のガスが数万Kから数千Kの温度領域で発するものとして、理論的に詳しく解明されている。さらには恒星物質の圧力の影響がスペクトル線の太さに現れることを利用して、「光度階級」を示すローマ数字Ⅰ~Ⅴを添えて二次元のスペクトル型指定をする方式もある。スペクトルのようすは星間吸収に影響されないので、遠い恒星についてもスペクトル分類ができれば、恒星の質量、絶対光度、距離などを推定するのに役だつ。
[小平桂一・家 正則]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
スペクトル‐がた【スペクトル型】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「スペクトル型」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●スペクトル型の関連情報