●スポンジ
デジタル大辞泉
スポンジ(sponge)
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世界大百科事典 第2版
スポンジ【sponge】
もともと,海中動物であるカイメンを意味する言葉である。カイメンの多孔質の骨格は保水性があり,柔軟性,弾性に富むので,家庭用品として,食器,家具,車の洗浄用ブラシなどに用いられてきた。しかし,高分子工業の発達とともに,カイメンと同様な連続気泡を有し,柔軟性,弾性に富む合成発泡体が低コストで任意の大きさに均一に製造されるようになったため,現在ではほとんど合成品に置き換えられた。 代表的な高分子はポリウレタンであり,軟質ウレタンフォーム(軟質発泡ポリウレタン)として製造,使用される。
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精選版 日本国語大辞典
スポンジ
〘名〙 (sponge)
① モクヨクカイメンなど、骨片がなく、海綿質繊維が網目状構造をしている海綿類をさらして海綿質繊維だけにしたもの。吸水性が強く、入浴用などに利用される。また、これを模して、ゴムや合成樹脂で作ったものもいう。海綿。スポンス。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「紙幣を数閲するものは海棉(スポンヂ)を湿し、小盂(さら)におき指頭を時時湿して閲す」
② 「スポンジボール」の略。
※暢気眼鏡(1933)〈尾崎一雄〉六「球はスポンヂでなく、本ボールと云はれる固いものだった」
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