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スンマ・テオロギアエ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

スンマ・テオロギアエ
Summa theologiae
神学大全と訳される。スコラ哲学,特に 13世紀に多く書かれた書物の名。次の3つが代表的なもの。 (1) ハレスのアレクサンデルの主著 (これは Summa theologica) 。弟子が補完したものであるが,どの部分がそれかという批判は結論を得ていない。最初の卓越したスンマであり,この形式を確立し,あわせてフランシスコ会哲学のアウグスチヌス主義の伝統の礎石をおいた。 (2) 2部より成るアルベルツス・マグヌス晩年の著作。未完。神学こそ最も必須かつ完全な学問であるという思想を根底に,あらゆる形の汎神論を退けようとする意図で書かれている。特徴的思想としては真理の永遠性の否定,個々の被造物は現にある以上によいものでありうるが,世界全体としては神のつくったこの世界が最高のものであること,魂は完全な霊的実体であり,肉体の死後も存続するという主張などである。アリストテレスをカトリック神学に導入し,ドミニコ会哲学の基礎を確立した。 (3) トマス・アクィナスの主著で史上最高の哲学的著作の一つ。 1266年に書かれた第1部は神を扱い,まず神の本質と,それがいかに認識されるかを主題とする。第2の部分は神におけるペルソナの区別,最後の部分では創造によってつくられたものの分類などがなされる。 72年に完成された第2部は人間の神へいたる運動を主題とし,まず人間の意志と情念を扱う心理学の部分があり,次いで対神徳や枢要徳などを扱う倫理学の部分がある。第3部は著者の死によって未完 (第 90問まで) に終った。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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