●スーパー歌舞伎【スーパーかぶき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
スーパー歌舞伎
スーパーかぶき
3世市川猿之助が創始した新作歌舞伎の一形式。伝統的な技法を使いながら,最新の舞台機構や照明設備などを駆使して,歌舞伎を現代的な演劇として見直す試み。スピード,スペクタクル,ストーリーの3つの要素が,伝統的な歌舞伎にはないおもしろさを生み出し,新たな客層の獲得に成功した。 1986年に初演した梅原猛原作の『ヤマトタケル』が第1作目で,次いで『リューオー』 (89年) ,『オグリ』 (91年) ,『八犬伝』 (93年) と続き,93年4月に第4作目で観客動員数 100万人を達成した。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
スーパー‐かぶき【スーパー歌舞伎】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
とっさの日本語便利帳
スーパー歌舞伎
古典歌舞伎を現代にマッチした演劇にしようと現・三代目市川猿之助が創設した。一九八六年の「ヤマトタケル」が始まり。宙乗り、早替わりなどのけれん芸や現代風な音楽を導入したのが特徴。「オグリ」「オオクニヌシ」「八犬伝」「カグヤ」「新・三国志」などが上演され、今日の歌舞伎人気を一方で支える。
出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
知恵蔵mini
スーパー歌舞伎
3代目市川猿之助が1986年に創始した現代風の歌舞伎。梅原猛の脚本による「ヤマトタケル」など、伝統的な歌舞伎の概念にとらわれない、最新の舞台機構、照明設備などを駆使した斬新な演出の歌舞伎を発表している。2014年からは「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)」として、4代目市川猿之助独自の演目の上演が行なわれており、15年には人気マンガ「ワンピース」の上演で話題を呼んだ。
(2015-10-9)
(2015-10-9)
出典:朝日新聞出版
(C)Asahi Shimbun Publications Inc
本事典の解説の内容はそれぞれの執筆時点のものです。常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「スーパー歌舞伎」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●スーパー歌舞伎の関連情報