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セスクロ文化【せすくろぶんか】

日本大百科全書(ニッポニカ)

セスクロ文化
せすくろぶんか
Sesklo

ヨーロッパの新石器(農耕)文化の一つ。紀元前五千年紀ごろギリシア北部を中心に広まった。大麦、果樹、野菜を栽培し、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタなどを飼育した。石臼(うす)、石杵(きね)を使用し、女性の立像や座像の土偶がつくられた。この文化のもっとも特徴的なものに、白い化粧塗り(スリップ)の上に赤い彩文を施した土器があげられる。文様は幾何学的で、しばしば山形文が描かれる。器形は、皿、坏(つき)、埦(わん)などがある。住居にメガロン式のプランをしたものがある。セスクロ文化は、ユーゴスラビアのスタルチェボ文化の一分枝、先セスクロ文化から発展したものである。

[鈴木忠司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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