●セラミックス
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
セラミックス
ceramics
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デジタル大辞泉
セラミックス(ceramics)
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リフォーム用語集
セラミックス
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世界大百科事典 第2版
セラミックス【ceramics】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
セラミックス
せらみっくす
ceramics
一般には窯業製品をいうが、今日ではもっと広く、粘土の使用に関係するすべての工業その他、およびそれらから派生する製品をすべて包含している。ギリシア語のkera(成形性を与えるための蝋(ろう))、keras(角(つの))、keramos(酒を入れる角またはコップ)、keramion(土製の容器)、kerameia(陶芸)に由来する語である。
[素木洋一]
セラミックスの定義
現在用いられているセラミックスに対して、各国がそれぞれ独自の定義を定めているが、イギリスおよびヨーロッパ諸国では、「まず成形され、次に熱によって硬化された無機物質からなる製品」が基本になっており、したがって陶磁器と耐火物に限られる。これに対しアメリカのセラミック学会では「無機、非金属物質を原料とした製造に関する技術および芸術で、製造あるいは使用中に高温度(約540℃以上)を受ける製品と材料」と定義しており、日本ではこの定義に従っている。ここでは陶磁器と耐火物、セメント、ガラス、ほうろう、合成宝石などが包含される。
[素木洋一]
セラミックスの成形・焼結
セラミックスは、まず成形してから焼結させなければならない。用途によって種々の形状が要求され、さらに成形方法によっても、得られた焼結体は性質にかなりの相違が出てくる。
[素木洋一]
セラミックスの種類と用途
狭義のセラミックスは、天然の原料をほとんどそのまま使用してつくられた、粗で多孔質の製品から、原料を精製し調合してつくられた緻密(ちみつ)で精細な製品へと進歩してきた。そのためヨーロッパやアメリカでは、前者をコース・セラミックスcoarse ceramics(粗セラミックス)、後者をファイン・セラミックスfine ceramics(精セラミックス)と大別している。コース・セラミックスは重量があるので、ヘビー・セラミックスheavy ceramicsという場合も多い。
セラミック製品は種類がきわめて多い。なお、天然原料を主体に用いた従来のセラミックスを伝統セラミックスtraditional ceramicsといい、粘土を用いないものを非粘土セラミックスnon-clay ceramics、粘土や酸化物を含まないファイン・セラミックスを非酸化物セラミックスnon-oxide ceramicsという。これらの素地の出現と同時にその物性が解明され、さらにそれに見合った用途が明らかにされてテクニカル・セラミックスtechnical ceramics(産業用品)が多く製造されるようになった。
[素木洋一]
『素木洋一著『ファインセラミックス』(1976・技報堂出版)』▽『素木洋一著『入門 ファインセラミックス製造技術』(1984・技報堂出版)』
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精選版 日本国語大辞典
セラミックス
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化学辞典 第2版
セラミックス
セラミックス
ceramics
窯業ともいう.ギリシア語の粘土焼成物を意味するkeramosに由来する.国によってかなりその意味は異なっている.1963年にアメリカが決めた定義は「セラミックプロセス(ceramic process)で品物をつくる技術あるいは芸術に用いる一般語,あるいはそのようにしてつくられた品物」である.1887年に植田豊橋が窯業と訳した.一般的な意味でセラミックスという場合には,無機,非金属製品で製造または使用時に高温を受けるものであり,金属酸化物,ホウ化物,炭化物,窒化物,およびこれらの混合物や化合物の焼結体も含めている.ヨーロッパやロシアでは粉体を成形し,形態を崩すことなく焼成されたものに限定する.したがって,セメントやガラスなどを含めないことが多い.また,古くからつくられている天然原料を主体にしたものを伝統的セラミックス(traditional ceramics)あるいは古典的セラミックス(classic ceramics),人工物を主体にしたものを,ニューセラミックス(new seramics)としてそれぞれ区別することも多い.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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