@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

セロトニン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

セロトニン
serotonin
血清から分離されるトリプトファン代謝産物一種。強い血管収縮作用があり,血液凝固に際し血小板から放出される。生理活性アミンの一つで,生理学的役割は明らかでないが,平滑筋収縮や分泌促進に関係している。中枢神経系消化管,血小板などに存在する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

セロトニン(serotonin)
5-ヒドロキシトリプタミン。脳・松果体のクロマフィン細胞でトリプトファンから合成、分泌される。神経伝達物質候補血小板に含まれるものは血管を収縮する働きがある。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

セロトニン
 C10H12N2O (mw176.22).

 5-ヒドロキシトリプタミン.中枢神経伝達物質.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

セロトニン【serotonin】
代表的インドールアミンの誘導体である5‐ヒドロキシトリプタミンをいう。トリプトファンの代謝産物で,トリプトファンから5‐ヒドロキシトリプトファンを経て合成される。ウシの血清などから分離される。動物に広く分布しており大脳,視床下部,脾臓,胃,腸,血小板などに多く含まれている。強い血管収縮作用があり血小板のものは止血に役だっている。脳神経ではシナプス小胞内に高濃度含まれており,神経伝達物質の一つと考えられている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

セロトニン
せろとにん
serotonin

必須アミノ酸のトリプトファンが体内で代謝される過程で生合成される化学伝達物質(神経伝達物質)。哺乳(ほにゅう)動物では、血小板中や小腸粘膜および脳神経系に存在する。多くは小腸粘膜にある腸クロム親和性細胞(EC:enterochromaffin cell)に存在し、腸の蠕動(ぜんどう)運動をはじめ消化管の働きにかかわる。消化管でセロトニンが過剰に分泌されると下痢に、不足すれば便秘となり、こうした便通異常のほか腹痛や腹部の不快感を伴う過敏性腸症候群の症状にも関与する。血中のセロトニンは血小板に取り込まれて体内をめぐり、血液を凝固させ血小板血栓を形成する血液凝固作用(止血作用)や血管収縮作用などを示す。血管収縮作用に関して、脳血管が収縮したのち拡張すると片頭痛がおこるともされるが、片頭痛の原因には諸説が多い。

 脳神経系に存在するセロトニンは、うつの原因ともされるドーパミン不足の調節に関与し、心身を安定させるように働く。したがって、ストレスなどが原因でセロトニン不足が生じると精神の安定が保てず、うつ病や不眠症などになる。また、睡眠のほか、生体リズムや体温調節などにもかかわっている。

[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

セロトニン
セロトニン
serotonin

5-hydroxytryptamine.C10H12N2O(176.22).ほ乳動物の腸,血小板,および中枢神経に分布する生理学的に重要なアミノ酸の一種.バナナ,アボカド,ナス,トマト,クルミなどの植物にも存在している.トリプトファンから生合成され,生体内ではクレアチン硫酸との錯体として存在する.ほ乳動物の消化器系,血管系,呼吸器系,神経系に対して多様な役割を担うことが知られている.たとえば,視床下部への神経伝達,血管の収縮,平滑筋収縮のような作用を示す.融点167~168 ℃(塩酸塩),215 ℃(クレアチン硫酸との錯体).pKa1 9.69±0.40,pKa2 10.31±0.10.[CAS 50-67-9]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

セロトニン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

セロトニンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation