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セー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

セー
Say, Jean-Baptiste
[生]1767.1.5. リヨン
[没]1832.11.15. パリ
フランスの経済学者。保険会社員,雑誌編集者を経て,1799年ナポレオン執政政府の法制委員会の委員となったが,1803年の著書『経済学概論』 Traité d'économie politiqueがナポレオンの財政政策と衝突して辞職。その後は紡績業を経営していたがナポレオンの失脚後学界に復帰し,30年にコレージュ・ド・フランスの教授となった。 A.スミスの学説を継承,整備してフランスに導入した。その学説を要約すると,まず第1に富すなわち効用の生産にあたっては労働,自然,資本の3要素が結合しなければならないとする3生産要素説を確立した。第2に富の範囲を広げ生産とは効用の創造または増大を意味するとした。第3に資本家 (利子取得者) と危険負担や技術革新によって利潤を取得する企業家とを峻別し,企業家の存在を重視した。第4に有名な販路説 (セーの法則 ) を唱えた。これは生産物の販路は生産物によって決る,すなわち生産物は生産物と交換され,供給は必然的に等量の需要を生み出すとして一般的生産過剰,一般的不況を理論的に否定した。この販路説は以後の経済学に大きな影響を与えた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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セー
Sée, Henri Eugène
[生]1864.9.6. パリ近郊サンブリス
[没]1936.3.10. レンヌ
フランスの経済史学者。ソルボンヌ大学で歴史学を学び,レンヌ大学で 36年間,中世から近世初頭,次いで第1次世界大戦までのフランス社会経済史を研究し,教授の地位にあった。『ルイ 11世と諸都市』 Louis XI et les villes (1892) で学位を得たのち,相次いで『中世ブルターニュにおける農村諸階級』 Les classes rurales en Bretagne au moyen âge (96) ,『中世フランスの農村諸階級と荘園制度』 Les classes rurales et le régime domanial en France au moyen âge (1901) など中世経済史の研究を発表したが,次第に近代に関心を移し,『旧制度フランスにおける商工業の展開』L'Évolution commerciale et industrielle de la France sous l'Ancien Régime (25) など多くの業績を残した。晩年の著書『近代資本主義の起源』 Les origines du capitalisme moderne (26) ,『フランス社会経済史概説』 Esquisse d'une histoire économique et sociale et la France depuis les origines jusqu'á la guerre mondiale (29) ,『フランス経済史』 Französische Wirtschftsgeschichte (2巻,30~36) は今日もフランス経済史の基本文献とされている。資本主義成立過程における商業資本の役割を重視する点に特徴がある。

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デジタル大辞泉

セー(Jean-Baptiste Say)
[1767~1832]フランスの経済学者。スミスに傾倒し、その理論をフランスに導入。主観的な効用価値説に立ち、生産・分配・消費の三分法による経済学体系をつくった。著「経済学概論」「恐慌に関する書簡」など。→セーの法則

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世界大百科事典 第2版

セー【Jean‐Baptiste Say】
1767‐1832
フランスの経済学者。リヨンの商家に生まれ,家業の破産後一時パリに移って銀行に勤務し,1785年イギリスに渡り商業を勉強。2年後帰国して生命保険会社に勤め,この時期にA.スミスの《国富論》を読んで感銘を受けた。フランス革命の開始とともに,出版の自由に関する論文を書いたり,V.R.ミラボーの刊行していた《プロバンス通信》,さらに《哲学・文学・政治論集》の編集者として活躍。ついでナポレオン執政政府の法制審議院の財政委員となり(1799),在職中に主著《経済学概論》(1803)を出版。

出典:株式会社平凡社
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367日誕生日大事典

セー
生年月日:1864年4月6日
フランスの経済史学者
1936年没

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典

セー
(Jean Baptiste Say ジャン=バチスト━) フランスの古典派経済学者。理神論および自由主義の立場から、スミスの経済学を修正、フランスに普及させた。また、経済の生産活動は、生産された財を消化するだけの需要をつねに喚起するという「販路説(セーの法則)」を唱えた。主著「政治経済学概論」。(一七六七‐一八三二

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