●ゾシモス
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ゾシモス
Zōsimos
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ゾシモス【Zōsimos】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
ゾシモス【Zōsimos】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
ゾシモス
ぞしもす
Zosimos
生没年不詳。ギリシア系の歴史家。彼の経歴については、ビザンティン帝国の役人であったこと以外ほとんど知られていない。おそらく500年ごろに、アウグストゥス帝から410年のアラリックのローマ市侵入時までのローマ帝国の歴史である六巻の『新史』Historia Novaを執筆した(ただし、ディオクレティアヌス帝時代については欠落)。とりわけアルカディウス、ホノリウス両帝の時代についての詳細で貴重な史料を提供している。彼は異教徒であって、反キリスト教の立場から、ローマ帝国の没落の原因を伝統的な異教の祭祀(さいし)の否定に帰し、とくにコンスタンティヌス1世とテオドシウス1世には敵対的であり、一方ユリアヌス帝については好意的な態度をとっている。
[島 創平]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「ゾシモス」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●ゾシモスの関連情報