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タイガ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

タイガ
Taiga
ロシア中部,西シベリア南部,ケメロボ州の都市。州都ケメロボの北北西約 80kmにある。シベリア横断鉄道の建設時につくられた町で,同鉄道の幹線が通り,トムスク方面への支線がここから分れる。鉄道関連企業が立地するほか,食品工業,建設資材工業がある。人口約2万 5000。

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タイガ
taiga
もともとはシベリアのツンドラ地帯の南ウラルからオホーツク海にわたる森林地帯の固有名詞であったが,一般にユーラシア大陸と北アメリカの亜寒帯地域に広がる大森林帯をいうようになった。樹種としては,シベリアトウヒ,カナダトウヒ,シベリアモミ,チョウセンモミ,バルサムモミなどの針葉樹が優占し,同一樹種の極相林をなしているので,林業には好都合である。これらはパルプ原料,建築材,家具材,船材などに使用されている。

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デジタル大辞泉

タイガ(〈ロシア〉tayga/〈英〉taiga)
北半球の冷帯に広がる針葉樹林帯。エゾマツトドマツなどが大部分狭義にはシベリアのものをさす。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

タイガ【taiga】
山地の針葉樹林帯をさすロシア語。転じてシベリアおよびロシア平原北部を占める広大な亜寒帯林をいう。北はツンドラ帯に接し,南限は,ロシアではサンクト・ペテルブルグ,ニジニ・ノブゴロド(旧名ゴーリキー),ペルミを結ぶ線の北方に,ウラル以東ではほぼシベリア鉄道沿いにその北側にある。現在は山地の針葉樹林を山地タイガと呼び分け,その南限はアルタイ山脈西部やサヤン山脈,シホテ・アリン山脈,北海道などで上記の線から南に突出している。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

タイガ
たいが
Тайга/Tayga ロシア語
taiga 英語

もともとはロシア語で、シベリアに発達する広大な針葉樹林をさすことばであった。しかし現在では北半球の亜寒帯に分布する針葉樹林全体について用いられている。タイガはきわめて単純な森林で、おもにトウヒ属、モミ属、マツ属の常緑針葉樹からなり、単一の樹種からなることも多い。林内は暗く、林床にはコケモモなどの矮(わい)低木とコケ類が生育する。ただ、東シベリアの一部にはダフリアカラマツからなる落葉性のタイガがあり、山火事跡や湿地にはカバノキ属、ヤナギ属、ポプラ属などの広葉林からなる森林が現れる。

 タイガの分布域は北緯50~70度の亜寒帯で、北極を取り囲むように分布する。北海道のエゾマツやトドマツの林はその最南部を占めるものとみなされている。南半球には分布しない。タイガの北限は森林限界で、南は温帯林またはステップに移行する。気候的には著しく年較差の大きい気温によって特徴づけられ、夏季には平均10℃を超えるが、冬季には零下数十℃まで下がる所が珍しくない。年降水量は少なく、400~500ミリメートル以下の所が多い。しかし雨は夏に集中するうえ、地下に永久凍土層があって、水の浸透を防いでいるため、砂漠にはならない。地面はむしろ湿りぎみで、土壌は強酸性のポドゾル(灰白土)となっており、泥炭地も多い。

 タイガにはテン、キツネなどの毛皮獣が多く、開発はまずこうした毛皮獣を集めることから始まった。毛皮商人の進出がロシアの領土拡大につながったことはよく知られている。1990年代以降、シベリアでは森林の伐採が盛んになり、木材は大半が日本などへの輸出に回されている。しかし伐採によって地下の永久凍土が融け、その中に含まれていた大量のメタンガスが放出されることが明らかになり、地球温暖化を加速させるのではないかと危惧されている。なお、一部では夏の高温を利用して農業も行われるようになってきている。

[小泉武栄]

『斎藤晨二著『ツンドラとタイガの世界』(1985・地人書房)』『加藤九祚著『西域・シベリア タイガと草原の世界』(中公文庫)』『福田正己著『極北シベリア』(岩波新書)』

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精選版 日本国語大辞典

タイガ
〘名〙 (tajga) 北ヨーロッパ、シベリア、北アメリカの亜寒帯北部にある、エゾマツ、トドマツなどの針葉樹林帯。狭義にはシベリアのものをさす。
※ロシアに入る(1924)〈荒畑寒村〉西比利の汽車旅行「タイガは原始的な杜である」

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