@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

タウリン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

タウリン
taurine
化学式 NH2CH2CH2SO3H 。分解点約 300℃,柱状晶。水にけやすく,エチルアルコールに不溶。イカカキなどの軟体動物の組織に遊離で存在するほか,種々の動物から見出されている。胆汁酸と結合したタウロコール酸肉食獣胆汁の主成分。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」

タウリン
イカやタコなどに豊富に含まれる物質で、人間の体内にも体重の0.1%、例えば体重60キロの人なら60グラムある。生命活動に重要な様々な働きをしており、医薬品大正製薬)としては、肝臓心臓の機能改善薬として1987年から使われている。
(2019-02-28 朝日新聞 朝刊 岡山全県・1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

タウリン(taurine)
アミノ酸一種の胆汁や魚などに多く含まれ、血中コレステロールを下げる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

農林水産関係用語集

タウリン
貝類、いか、たこいわしなど水産生物に豊富に含まれる含硫アミノ酸で、高等動物ではコレステロールとともに脂質吸収に必要なタウロコール酸などの胆汁酸の原料となる。生理作用として、血中コレステロール上昇抑制効果や、血圧低下作用が知られている。

出典:農林水産省

栄養・生化学辞典

タウリン
 C2H7NO3S (mw125.15).H2NCH2CH2SO3H.アミノ酸の一種であるが,酸が通常のカルボン酸ではなく,スルホン酸.システインから体内で合成される.胆汁中にコール酸と結合してタウロコール酸の形で存在する.イカ,タコの筋肉に含まれる.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

食の医学館

タウリン
魚介類に多く含まれる物質で、アミノ酸の一種です。血圧やコレステロールの低下、心臓の機能強化など、身体各部の機能を高める作用があり、スタミナドリンクの有効成分としてご存じの人も多いでしょう。
 タウリンには多くの働きがありますが、よく知られるのが高血圧の改善作用。交感神経の働きを抑制することで、血圧の上昇を抑制する効果を発揮するのです。この働きによってタウリンは、塩分のとりすぎからくる高血圧はもとより、動脈硬化(どうみゃくこうか)や脳卒中(のうそっちゅう)などの予防にも役立ちます。
 また、心筋の収縮力を高めて、心臓からでていく血液の量をふやす働きもあるので、うっ血性心不全(けつせいしんふぜん)の治療薬としても利用されています。
 このほか、胆汁酸(たんじゅうさん)の分泌量(ぶんぴつりょう)を増加させる働きにより、コレステロールの排出をうながして胆石(たんせき)の生成を予防する、小腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)をうながして腸内細菌の異常繁殖を防ぐ、などの効果を発揮。さらに、気管の収縮を抑えて、気管支炎(きかんしえん)ぜんそくの予防改善にも効果があるといわれています。
 タウリンは体の中でも合成されますがその量は少ないため、食品から積極的に摂取するのがポイント。タウリンが豊富な食品は魚介類ですが、なかでも貝類やイカ、タコ、魚の血合いに多く含まれています。逆に、牛、豚、鶏といった肉類にはわずかしか含まれていません。
 魚の消費量が高い地域で、高血圧や血管障害の発症率が低いのは、魚介類に含まれるDHA、IPAの作用だけでなく、タウリンも一役買っているといえます。
 高血圧の改善効果を望むなら、食物繊維といっしょにとるのがおすすめ。野菜やキノコ、海藻類と組み合わせるといいでしょう。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。食品は薬品ではありません。病気にかかったら、かならず医師の診察を受けてください。

デジタル大辞泉プラス

タウリン
アミノエチルスルホン酸の別名。胆汁分泌促進、滋養強壮などの作用があり、栄養剤などに使用される。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典

タウリン【taurine】
アミノ酸の一種で、非必須アミノ酸。アミノ酸ではあるが、たんぱくを構成する成分ではなく、胆汁酸と結合することで抱合胆汁酸を形成し、胆汁酸の分泌や脂肪の消化・吸収をよくする物質。魚肉の血合い部分や貝類に特に多く含まれる。血圧やコレステロール値の低下や、心臓の機能強化に効果を発揮するほか、肝細胞の再生促進作用、細胞膜安定化作用、糖尿病の改善・予防などに効果が期待できる。◇「アミノエタンスルホン酸」とも呼ぶ。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版

タウリン【taurine】
アミノ酸の一。シスチンの生体内酸化により作られる。各種の胆汁酸と結合して胆汁中に排泄される。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

タウリン
たうりん
taurine
アミドスルホン酸の一つで、アミノエタンスルホン酸をいう。単斜柱状晶で、熱水に溶け、アルコールに不溶。天然には広く動植物中に存在する。ことにウシの胆汁中に多く存在し、胆汁の加水分解により得られる。合成化学的には2-クロロエタンスルホン酸あるいは2-ヒドロキシエタンスルホン酸とアンモニアとの反応により製造される。アンモニアのかわりに種々のアミン類を用いれば、N-置換タウリンを得ることができる。N-置換タウリンと高級脂肪酸とのアミドは界面活性を有し、合成浸透剤として用いられる。この種の代表に、N-メチルタウリンとオレイン酸とのアミドであるN-メチルオレイルタウリンナトリウム塩はイゲポンT(ドイツのイー・ゲー・ファルベン社の商品名)とよばれる。またN-置換タウリンは染料合成用中間体としても用いられる。[飛田満彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

タウリン
タウリン
taurine

2-aminoethanesulfonic acid.C2H7NO3S(125.15).NH2CH2CH2SO3H.生物界,とくに軟体動物の肉エキス中に遊離の形で広く分布しており,またコール酸と結合して胆汁中にタウロコール酸として存在している.生体内ではシステインから生合成され,化学的にはエテンやニトロエテンから容易に合成される.単斜晶系プリズム状結晶.分解点約300 ℃.pK1 1.5,pK2 8.74.水に易溶,有機溶媒に不溶.胆汁の分泌や脂肪の吸収をよくし,制汗作用がある.高級脂肪酸とのアミドは浸透剤として用いる.LD50 > 64 mg/kg(マウス,腹腔内).[CAS 107-35-7]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

タウリン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

タウリンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation