●タシロイモ
世界大百科事典 第2版
タシロイモ【Tacca leontopetaloides (L.) O.Kunz.(=T.pinnatifida Farst.et Forst.f.)】
地下に球茎を有し,外見はコンニャクに類似したタシロイモ科の多年草(イラスト)。球茎は扁球形で直径10~30cmになり,2~数枚の葉を根生する。葉は円柱形の長さ30cm~1mの長い葉柄を有し,葉身は3裂しさらに各裂片は多裂してコンニャクの葉に似る。花茎は葉よりも高く,頂端に緑色あるいは帯暗紫色の大きな苞を数枚~10枚つけ,その中に散状に花を多数つける。花は3~5cmの花柄を有し,子房下位でらっぱ状になり,開花時には垂れ下がる。
出典:株式会社平凡社
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