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タナトス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

タナトス
Thanatos
ギリシア神話の神。夜の女神ニュクスの子で,眠りヒュプノスの双子の兄弟とされ,肩に翼をもつ姿で表わされる。ヘラクレスに負かされて,いったん死んだアルケスティス墓場から奪い返されたり,シシュフォスを冥府に連れに行って,あべこべに縛られてしまい,そのためしばらくは死ぬ者がだれもいなくなり,ようやくアレスによって救出され,また死神の機能が果せるようになったとされるなど,神話のなかでは,あまり有力でない副次的神格でしかない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

タナトス(〈ギリシャ〉thanatos)
ギリシャ神話で、死を擬人化した神。眠りの兄弟、また夜の子とされる。
フロイト用語で、生の本能に対する、無機物の不変性に帰ろうとする死の本能(衝動)のこと。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

タナトス【Thanatos】
ギリシア神話で,〈死〉を擬人化した神。ホメロスではヒュプノス(〈眠り〉)の兄弟,ヘシオドスではニュクス(〈夜〉)の子とされるが,いずれも抽象的な存在にとどまる。人格神としての彼は,英雄ヘラクレスがタナトスと格闘してアルケスティスを救うエウリピデスの悲劇《アルケスティス》や,シシュフォスにより河神アソポスの娘の誘拐犯人と暴露されて怒ったゼウスが,シシュフォスのもとへタナトスを遣わしたところ,狡猾なシシュフォスはタナトスをだまして縛り上げたため,軍神アレスがそのいましめを解くまで,しばらく死者が出なかったという前5世紀の作家フリュニコスの伝える話などに見いだされる。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

タナトス
(Thanatos)
[1] ギリシア神話で、死を擬人化した神の名。
[2] フロイトの精神分析用語で、死の本能、死の衝動。生の本能であるエロスに対して用いられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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