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タレス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

タレス
Thalēs
[生]前624頃.ミレトス
[没]前548/前545
ギリシアの政治家,哲学者。七賢人の一人。いわゆるピュシオロゴイ (自然学者) の先駆者,イオニア学派開祖として「哲学の父」と呼ばれる。彼は万物の原理 (→アルケ ) を水に求め,ほかの一切の事物はすべて水より自然的に生じると説いた。伝承によれば,天文学の創始者,幾何学の導入者でもあり,円が直径によって2等分されることなどいくつかの定理を発見したといわれる。また霊魂 (プシュケ) を宇宙全体を動かすものとして考えていたらしい。プラトンは俗事にわずらわされず研究に頭する哲学者の典型をタレスに認めたが,アリストテレスはタレスを実際的な才覚持主として伝えている。

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デジタル大辞泉

タレス(Thalēs)
[前624ころ~前546ころ]古代ギリシャの哲学者。哲学のとされる。ギリシャ七賢人の一人。ミレトス学派の創始者で、万物の根源は水と考えた。日食予言ピラミッドの高さの測定なども行った。タレース

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

タレス【Thalēs】
前580年ころ活躍したギリシアの哲学者。生没年不詳。タレス,アナクシマンドロス,アナクシメネスと続くとされる,いわゆるイオニア(ミレトス)学派の創始者。イオニアのミレトスの生れ。彼の活動は,幾何学,天文学,地誌,土木技術の分野のみならず,政治的実践など広範囲にわたった。イオニアの中央に位置するテオス市に全イオニア人のための政庁を置き,その他のポリスは一地方区とする彼の改革案は,その政治的実践活動を,リュディア王クロイソスのためにハリュス川の流れを変え橋をかけることなくその川を渡らせたという話は,その土木技術を,リュディア人とペルシア人の戦争を終末に導いた日食を彼が予言したことは,その天文学的知識を,メソポタミアエジプト旅行を通じて知ったエジプトの測地術を普遍的な学としての幾何学にまで高めたとされているのは,その幾何学的知識を明らかにするものといえよう。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

タレス【Thalēs】
前624頃~前546頃 古代ギリシャの哲学者。ミレトスの人。ギリシャ七賢人の一。イオニア自然哲学の創始者。万物の根源を水とした。また、幾何学・天文学・航海術などに通じ、日食を予言した。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

タレス
たれす
Thals
(前624ころ―前546ころ)
古代ギリシアの哲学者。小アジアのイオニア地方の町ミレトスの生まれ。フェニキア人の血を引くとも伝えられる。最初の哲学者、ミレトス学派の始祖であって、万物の元のもの(アルケー)は水であり、大地は水の上に浮かんでいると考えたと伝えられ、また、あらゆるものは神々に満ちていると考えたとも報告されるが、詳細は不明。
 彼は七賢人の筆頭にあげられる多才な人物であって、ペルシアの権力に対抗するために連邦をつくって首都をテオスに置くようイオニアの諸都市を説得したとか、リディア王クロイソスがミレトスに同盟を結ぶよう要請した際、これに応じることを思いとどまらせたとかと伝えられ、また、紀元前585年5月28日におこった日食を予言したり、1年を365日に分け、1か月を30日と定めたりしたとも伝えられる。エジプトから幾何学を取り入れた人物とされ、ピラミッドの高さをその影の長さから測定したとか、円はその直径によって二等分される、二等辺三角形の底角は相等しい、二直線が交わるとき対頂角は相等しい、半円に内接する角は直角である、三角形は底辺と底角が与えられれば決定される、といった諸定理を発見したとも伝えられる。『航海天文学』という著作があったとされるが、何も書かなかったとするほうが真実らしい。[鈴木幹也]
『山本光雄訳・編『初期ギリシア哲学者断片集』(1958・岩波書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

タレス
(Thalēs) 古代ギリシアの哲学者。イオニアの自然哲学の祖。ミレトスの生まれ。万物の根源を水であると主張。日食を予言し、ピラミッドの高さを測定した。(前六二四頃‐前五四六頃

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