●ターク・イ・ブスターン
世界大百科事典 第2版
ターク・イ・ブスターン【Tāq‐i Bustān】
イラン北西部,ケルマンシャーの北東約12kmにあるササン朝中・後期の磨崖浮彫遺跡。ターケ・ボスターンTāq‐e Bostānともいう。地名は〈庭園のアーチ〉の意。中期のものに,アルダシール2世(在位379‐383)がアフラ・マズダと太陽神ミトラから王権を授与されている場面を浮彫したいわゆる〈王権神授図〉,イーワーン形の小洞内にシャープール2世(在位309‐379)とシャープール3世(在位383‐388)を浮彫した記念碑がある。
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