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ダビデ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ダビデ
Dāwīd; David
イスラエル国第2代目の王 (在位前 1000頃~961) 。ベツレヘムに生れた。彼についての記録は旧約聖書サムエル記上下』から『列王紀上』2章までに詳しい。初代の王サウル王宮に楽師として入り,サウルの嫡子ヨナタン親交を結び,サウルの娘ミカルを妻とした。ペリシテ人との戦いで活躍し,国民的な人気が高まるにつれてサウルの嫉妬を買い,長い逃亡生活をおくった。サウルの死後王位につき,ヘブロンからエルサレムに都を移した。彼は契約の櫃を重んじることによって宗教的統一国家を目指し,また当時エジプト,アッシリアの二大強国が衰退していた機会をとらえて周辺の国家を属させ,エジプトからユーフラテス川に接する広大な領土を誇った。すぐれた武人であるとともに,音楽,詩歌にも秀でていた。少年時代ペリシテ人の巨人ゴリアテを石投げ器で討った話や,敵を手厚く扱ったこと,ウリヤの妻バテシバの入浴の姿を見てこれに欲情し,預言者ナタン忠告に悔い改めた話などエピソードは多い。バテシバとの間に生れたソロモンが彼の死後王位についた。

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世界大百科事典 第2版

ダビデ【David】
イスラエル・ユダ複合王国の王。在位,前997ころ‐前966年ころ。ユダのベツレヘムのエッサイの子。羊飼いの少年ダビデは,琴の名手として,悪霊に悩まされていたイスラエル王サウルを慰めるため宮廷に出仕した。別の伝承によると,ペリシテ人の勇士ゴリアテGoliathを倒して認められ,サウルに仕えるようになったという。いずれにしてもサウルの武将として頭角を現し,サウルの息子ヨナタンと深い友情で結ばれ,サウルの娘ミカルMichalを妻に与えられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ダビデ
だびで
Dawid ヘブライ語
David 英語

イスラエル王国第2代目の王(在位前1000ころ~前960ころ)。『旧・新約聖書』の両時代を通じて国民的英雄とみなされ、「王の理想」「主(ヤーウェ)の僕(しもべ)」「祭儀の祖」などともよばれている。「詩編」の作者、竪琴(たてごと)の名手としても知られ、その生涯は『旧約聖書』の「サムエル記上・下」に詳しい。

 それによると、ベート・レヘム(ベスレヘム)の無名の羊飼いにすぎなかった少年ダビデは、ペリシテ人の巨人ゴリアテを投石索で倒したことでサウル王に認められ、その寵愛(ちょうあい)を受けた。その後も数々の武勲をたて、王女ミカルMichalと結婚したが、しだいに王のねたみを買うようになったため、争いを避けて国外へ出た。やがてサウルが戦死したため推挙されて王位につき、エブス人からエルサレムを奪って首府とし、ここに団結のしるしである「神の箱」(契約の箱(櫃(ひつ)))を移して、全部族への支配権を打ち立てるとともに信仰の中心を定めた。対外的にはペリシテ人を制圧し、エドム王国を併合し、勢力範囲を中部シリアにまで広げた。内政では礼拝に関する規則を定めて、王の宗教的色彩を強化するとともに、官制、兵制などの整備を行って中央集権を確立し、イスラエル王国の絶頂期を築いた。エルサレムは以後「ダビデの町」とも称される。ヘブライ王国の繁栄については、この時代、北のメソポタミア、南のエジプトがともに沈滞期に入っていたという国際情勢のなかでとらえることも重要である。

[漆原隆一 2018年4月18日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ダビデ
(David) 古代イスラエル王国第二代の王(在位前一〇〇〇頃‐前九六一)。ベツレヘム出身。祭司制度を設け、エルサレムを中心に、ユダヤ教を確立。「旧約聖書」サムエル記に記述があり、詩と音楽の才能にすぐれ、「詩篇」のかなりの部分の作者とされている。前九六一年没。

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