@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ティタン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ティタン
Titan
ギリシア神話で,オリュンポスの神々より以前に世界の支配者であったとされる古い世代の神々の呼び名。天空神ウラノスと大地女神ガイア父母として生れた,オケアノスコイオス,クリオス,ヒュペリオンイアペトスクロノスの6兄弟と,その姉妹でティタニスと呼ばれる,テイアレアテミスムネモシュネフォイベテテュスの6女神。ウラノスを去勢し,その王権簒奪したクロノスを統領とし,世界の支配権を握り,それぞれ結婚して多くの子をもうけたが,クロノスとレアの子孫の,ゼウスを頭とするオリュンポス神族の神々との戦いに敗れ,タルタロス閉された。しかしティタンたちのすべてがこの運命にあったわけではなく,オケアノスとテテュスは,ゼウスの統治下においても,世界を環流するすべての水の源をなす大河の地位を保持し,テミスとムネモシュネはそれぞれ,ゼウスと交わりその子を産んだとされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ティタン(Titan)
ギリシャ神話で、巨人またはその一族。天空神ウラノスと大地女神ガイアから生まれたクロノスその他の神々をいう。ゼウスが率いるオリンポスの神たちと戦って敗れ、地底に幽閉された。英語名タイタン

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ティタン【Titan】
ギリシア神話で,オリュンポス神以前の巨人族の神。タイタンはその英語読み。通例,オケアノス,コイオス,クレイオス,ヒュペリオン,イアペトス,クロノスの6柱の男神とテイア,レア,テミス(〈〉),ムネモシュネ(〈記憶〉),フォイベ,テテュスの6柱の女神をいい,いずれもウラノス(〈天〉)とガイア(〈地〉)の子。これらの名の一部はギリシア語では説明されないところから,先住民族からの継承と考えられ,また一部は抽象名詞の擬人化である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ティタン
てぃたん
Titan

ギリシア神話で、ゼウスを中心とするオリンポス神族に先だって世界を支配していたクロノスとその一族。ティタネスTitanes(複数形)ともよばれる。英語読みでタイタン、天文学の土星の衛星名はチタンと表記する。ガイア(大地)とウラノス(天空)を両親とし、普通、男神6人と女神6人の12神をさす。ガイアはこれらの神々のあとキクロペスとヘカトンケイルを生むが、ウラノスはその奇怪な姿を嫌って生まれるとすぐに彼らを大地(ガイア)の奥底に隠した。母のガイアはこれを怒り、無法な父に報復するようティタンたちをけしかける。父を恐れて一同沈黙するばかりであったが、末子のクロノスだけは母の求めに応じてウラノスを待ち伏せし、その生殖器を鎌(かま)で切り取る。こうして父にかわりクロノスが天地の支配権を得たが、クロノスもやがて末子のゼウスに支配権を奪われる。そしてゼウスとの10年間にわたる戦い(ティタノマキア)に破れたティタンたちは、タルタロスに封じ込められる。おそらく、彼らはギリシアの先住民族から受け継がれた古い自然神であり、新来の民族の宗教に圧迫されて吸収された名残(なごり)であろうといわれている。

[伊藤照夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ティタン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ティタンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation