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テストステロン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

テストステロン
testosterone
化学式 C19H28O2男性ホルモンのなかで作用が最も強く,生体内で働くの男性ホルモンと考えられている。精巣 (睾丸) の間質細胞で分泌され,男性の 2次性徴 (→性徴) を発現させる作用をする。テストステロンの製剤は種々あり,男性の性機能不全,更年期障害その他の治療に用いられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

テストステロン(testosterone)
雄性ホルモンの一。精巣から分泌されるステロイドホルモンで、第二次性徴の発現を促す。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

テストステロン
 C19H28O2 (mw288.43).

 男性ホルモンの一つ.最も活性強い

出典:朝倉書店
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毛髪用語集

テストステロン
男性ホルモンの一種。精力や筋肉増大、毛深さなど、男性の性的特徴精子生産に強く関わりがある。

出典:抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」
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世界大百科事典 第2版

テストステロン【testosterone】
睾丸から分泌される男性ホルモン。化学式C19H28O2,分子量288.4,化学名17β‐ヒドロキシ‐4‐アンドロステン‐3‐オン,融点155℃,結晶。テストステロン自体は男性ホルモンとしての作用は弱く,前立腺など末梢標的細胞中に存在する5α‐レダクターゼの作用により,活性型のジヒドロテストステロンに変換され,特異的レセプターに結合して核に移り,クロマチンに結合して遺伝子の活性化を介して作用を示す。その作用は,陰茎,陰囊,前立腺,精囊などの発達を促し,筋肉や骨の成長,体毛やひげなどの発生,声変りなど男子の二次性徴を促進する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

テストステロン【testosterone】
雄性ホルモンのうち、最も強い作用をもつ物質。主として精巣で合成され、第二次性徴の発現、タンパク質同化などの作用をもつ。また、筋肉の増加作用がある。 筋力や筋持久力の増強を目的とした過剰摂取により、副作用やドーピングなどが問題になっている

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

テストステロン
てすとすてろん
testosterone
ステロイド系の雄性ホルモン(男性ホルモン)のうち、もっとも強い作用を示す化合物C19H28O2である。ウシ、ウマ、ブタなどの精巣(睾丸(こうがん))から抽出されるが、コレステロールから化学合成によってつくられ医薬品として使われる。生体内でも精巣のライディッヒLeydig細胞においてコレステロールからデヒドロエピアンドロステロンを経てつくられている。血中テストステロンの95%はLeydig細胞由来である。雄性ホルモンとして最初に発見されたアンドロステロンは、テストステロンの代謝産物である。下垂体の間細胞刺激ホルモン(黄体形成ホルモンと同じ物質)の作用により分泌が促進されて雄性の性徴を発現させ、雄性生殖器の発育を促し、その機能維持に役だつ。雌性のテストステロンは黄体で産生され、血中濃度は雄性の約10%である。
 血中では約98%が性ホルモン結合グロブリンおよびアルブミンと結合している。結合していない残りの約1~3%の遊離テストステロンが生物活性を有しており、組織においてただちに利用される。すなわち、標的細胞の細胞膜を通過して細胞膜のアンドロゲン受容体に結合した後、核内に移行して標的遺伝子の転写を促進する。テストステロンの分泌過剰疾患としてクッシングCushing症候群、副腎癌(ふくじんがん)、副腎性器症候群、精巣腫瘍(しゅよう)(ライディッヒLeydig腫瘍)、卵巣腫瘍、突発性多毛症、甲状腺機能亢進(こうじょうせんきのうこうしん)症などがあり、分泌抑制疾患としてはクラインフェルターKlinefelter症候群(青春期硬化病と精管変性によりおこる宦官(かんがん)症)、緊張性筋ジストロフィー、甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、性腺機能低下症などがある。[菊池韶彦・小泉惠子]
『細井康男監修『ホルモンミニバイブル――からだをいきいきさせるホルモンのすべて』(1998・同文書院) ▽ジェイムズ・M・ダブス、メアリー・G・ダブス著、北村美都穂訳『テストステロン――愛と暴力のホルモン』(2001・青土社) ▽植松俊彦他編『シンプル薬理学』改訂版(2004・南江堂) ▽田中千賀子他編『NEW薬理学』(2007・南江堂)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

テストステロン
〘名〙 (testosterone) 雄性ホルモンの一つ。精巣から分泌されるステロイドホルモンで、第二次性徴の発現を促す。

出典:精選版 日本国語大辞典
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内科学 第10版

テストステロン(加齢とホルモン/ホルモン補償療法)
(3)テストステロン(testosterone:T)
 男性の性腺ホルモンである血中T値は加齢に伴い漸減するが,わが国では遊離T値の低下が確認されている(図12-17-4)(岩本ら, 2004).加齢男性性腺機能低下症候群(late-onset hypogonadism:LOH)は血中Tの低下によりもたらされる症候群である.その症状は,性欲,勃起能の低下,認知力,見当識の低下,疲労感,抑うつ,睡眠障害,内臓脂型肥満,骨量減少など多岐にわたる.実際,LOH患者では全例ではないにしてもT投与により精神症状も含めた諸症状の回復を認める.最近,高齢男性の血中T濃度の低下はほかの種々の危険因子とは独立してその後の20年間の死亡率の増加に関連するとの成績や,生理的濃度の範囲の血中Tは,むしろ高いほど,動脈硬化や肥満,糖尿病といった生活習慣病の発症や進展には抑制的(防御的)であるとの成績が数多く報告されている.男性の内臓脂肪蓄積や動脈硬化の指標である頸動脈内膜中膜肥厚の程度は血中T値と逆相関する.若年健康成人の内因性血中T値をGnRHアナログの投与によって低下させた場合には,体脂肪率の増加と安静時エネルギー消費量の低下が認められることから,Tの低下が体脂肪増加をもたらすと考えられる.このことは,前立腺癌患者における抗アンドロゲン薬治療により体脂肪の増加,インスリン抵抗性,糖尿病を高率に発症してくることからもわかる.また骨量に関しても60歳以上の男性では総T値の低下により骨粗鬆症の有病率が増加する.一方,男性における骨量維持における血中エストロゲン濃度の重要性は,アロマターゼ欠損症の男性患者の解析などからよく知られており,Tは,骨への直接効果に加えて,末梢組織でのエストロゲンへの転換を介して骨量維持に作用する.なお,T補充は,効果的な経口剤の開発が進んでいない現状から,デポー製剤の筋注が主体となっている.中高年男性へのT補充により肥満,インスリン抵抗性,糖代謝,動脈硬化リスクマーカーなどの改善を認めたとする報告や腰椎骨密度の増加も報告されているが,いまだ少人数の研究成績に限られており,今後の課題である(柳瀬ら, 2010).[柳瀬敏彦]
■文献
岩本晃明,他:日本人成人男子の総テストステロン,遊離テストステロンの基準値の設定.日泌尿会誌,95: 751-760,2004.
Roth GS, et al: Biomarkers of caloric restriction may predict longevity in humans. Science, 297: 811, 2002.
柳瀬敏彦,村瀨邦崇:アンチエイジングとしてのホルモン補充療法− GH, DHEA, テストステロン−. 臨床と研究,87: 515-520, 2010.

出典:内科学 第10版
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化学辞典 第2版

テストステロン
テストステロン
testosterone

(17β)-hydroxyandrost-4-en-3-one.C19H28O2(288.42).男性ホルモンの一つ.1935年,E. Laqueurらにより,ウシの睾丸から単離された.テストステロンは,睾丸の間質細胞からおもに分泌されるが,副腎皮質の網状層の細胞でも合成される前立腺や精嚢に多く分布している.1935年,A.F. Butenandt(ブテナント),L. Ruzicka(ルジチカ)らにより,デヒドロエピアンドロステロンより合成された.白色~微黄色の結晶または結晶性粉末.融点153~157 ℃.+101~+105°(ジオキサン).UVλmax 238 nm.水に難溶,無水エタノールまたはクロロホルムに可溶.ジオキサンにやや溶けやすく,エーテルまたはごま油に溶けにくい.ヒトの血中濃度は男0.64 μg/dL,女0.034 μg/dL である.テストステロンは真の男性ホルモンとされており,前立腺や精嚢などの副性器および陰茎,陰嚢などの外性器の発育,さらに第二次性徴の発育にも重要な役割を果たしている.また,タンパク同化作用が強い.男性性器機能不全症,乳がん,更年期障害の治療に用いられている.[CAS 58-22-0]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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