●テトラフェニルゲルマン
化学辞典 第2版
テトラフェニルゲルマン
テトラフェニルゲルマン
tetraphenylgermane
Ge(C6H5)4(381.03).ゲルマンGeH4の水素原子がすべてフェニル基で置換されたもの.臭化ゲルマニウム(Ⅳ)GeBr4とジフェニル亜鉛Zn(C6H5)2とをトルエン中で加熱することにより,高収率で得られる.無色の正方晶系結晶.融点235.7 ℃.エタノール,エーテル,ヘキサンに微溶,そのほかの有機溶媒に可溶.濃硫酸中で加熱するとスルホン化されるが,熱アルカリに対しては安定である.ハロゲン化アルミニウムと組み合わせてエテンの定圧重合触媒となる.[CAS 1048-05-1]
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)
Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「テトラフェニルゲルマン」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●テトラフェニルゲルマンの関連情報
関連キーワード
| トリフェニルメチル| トリフェニルメチル| ウィルキンソン錯体| スタンナン| バスカ錯体| ヨードニウム化合物| 酸化的付加反応| カルボアニオン| ラシッヒ法| 監査役|