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テポドン2号【てぽどん2ごう】

知恵蔵

テポドン2号
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が開発した長距離弾道ミサイルに対する米国側による呼称。ミサイルには核弾頭の搭載が可能であり、3000~6000kmといわれる射程距離内には、アラスカなどの領土も含まれることから、米国にとって国防上の脅威となり得ると考えられている。
北朝鮮側は軍事的なミサイルではなく、宇宙の平和利用を目的とした衛星打ち上げのためのロケットであるとしている。しかし、2006年7月に行われた7発のミサイル発射実験のうちの1基はテポドン2号であったとされる。これを深刻にうけとめた日本は、国連安全保障理事会に「北朝鮮のミサイル発射に対する国連非難決議」を提案し決議成立させている。
09年に入ってテポドン2号の改良型とみられるミサイルの発射準備が察知され、北朝鮮当局からも実験通信衛星打ち上げを4月上旬に行うと国際海事機関(IMO)に通報がなされた。長距離ミサイルも宇宙ロケットも、弾道軌道か人工衛星軌道かの違いはあるものの、ほぼ共通の技術に基づくもので軍事利用が懸念され、日米は発射は国連決議違反であり危険な挑発行為だとして「ミサイル迎撃」を検討している。これに対して「衛星撃墜」には反撃と報復を辞さないとの声明を発表し緊張が高まっている。
(金谷俊秀 ライター / 2009年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

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