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デフレーション

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

デフレーション
deflation
有効需要の大きさが総供給に対して十分でないために生じる一般的物価水準の低下現象。超過供給の存在する場合には物価水準の低落とともに雇用の減少,生産の縮小が生じ,景気後退が起る。このとき貨幣量に比して財の量が多くなるため,貨幣価値上昇が生じる。デフレーションには景気循環の一局面として生じる循環的デフレーションのほかに,貨幣価値の維持,回復を目的として政策的に貨幣量を調節することにより生じる政策デフレーションがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

デフレーション
インフレとは逆に、物価が下落する状況がデフレで、その要因は需給関係の悪化(不況)であることが多い。また物価下落と景気後退(リセッション=需要減退)が相互に繰り返される状態をデフレ・スパイラルという。すなわち、物価が下落しているにもかかわらず、消費や投資などの需要が回復せず、物価下落→売上減少・所得減少→需要減少→物価下落の悪循環に陥った状況をいう。日本では1997年後半から、物価の低下傾向を伴う不況が本格化、デフレ傾向が強まり、さらに98年にはデフレ・スパイラル危機の懸念にさらされた。この懸念を払拭し、景気を回復軌道に乗せるために、政府は98年に、二度の経済対策(4月と11月)を打ち出す一方、99年2月にはゼロ金利政策を実施。政策は奏功し、99年春から夏にかけては日本経済が最悪の状態から脱却できたと認識されるようになったが、それは一時的なものであった。2001年に再び景況が悪化するにつれ、デフレ傾向は強まりを見せた。02年初めには景気は好転。景気が拡張するに伴いバブルの遺産である「3つの過剰」は解消されたが、07年10月1日現在、政府はデフレ脱却という判断をしていない。
(本庄真 大和総研監査役 / 2008年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

デフレーション(deflation)
一般的物価水準が継続的に下落しつづける現象。通貨収縮、金融の梗塞(こうそく)、生産の縮小、失業の増加などが生じる。デフレ。⇔インフレーション

出典:小学館
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投資信託の用語集

デフレーション

物価が持続して下落している経済現象のこと。物価の下落は即ち同じ金額の貨幣で多くの物を購入できることから貨幣価値の上昇も意味する。デフレともいう。

出典:(社)投資信託協会

ナビゲート ビジネス基本用語集

デフレーション
物価水準が継続的に下降する現象のこと。市場における総需要に対し総供給が過剰な状態となり、一般に不況を伴う。また、物価の下落によって企業収益が落ち、個人所得が減少し、そのために需要が伸び悩み、さらなる物価の下落と景気の減退を招くという悪循環に陥ることを、デフレスパイラルという。

出典:ナビゲート
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世界大百科事典 第2版

デフレーション【deflation】
元来は通貨量の縮小とそれに伴う物価水準の下落を意味し,インフレーションと正反対の概念であった(デフレートdeflateとは〈空気を抜く〉ことを意味する)。しかし現在では,より広く,政府の政策によって経済活動が沈滞し,倒産や失業が増大する状況に経済が陥ることの意味に用いられる。略してデフレともいう。第1次大戦勃発とともに西欧諸国は金本位制を停止し,戦費調達のために不換紙幣を多発した。このため,これらの国々は例外なく戦時インフレーションに見舞われたばかりか,戦時統制の解除とともに戦後,インフレはかえって激化した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

デフレーション【deflation】
貨幣および信用供給の収縮によって、貨幣供給量が流通に必要な量を下回ることから生ずる一般的物価水準の下落のこと。生産水準の低下と失業の増加が起こり、景気後退や不況に結びついてゆく。デフレ。 → インフレーション

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

デフレーション
でふれーしょん
deflation
インフレーションに対応した用語であって、一般的価格水準が持続的に低落している時期をさす、とするのが古典的な意味であるが、今日ではインフレーションとの対応にはかかわりなく、実質産出高が低下したり、失業、遊休設備が増加している時期、という意味で用いられることも多い。
 デフレーションにしろインフレーションにしろ、それが問題とされるのは、それが所得再分配効果をもち、また、社会全体の実質所得や雇用水準に影響を及ぼすからである。たとえば、デフレーションの時期には、定額所得者や債権者のほうが勤労所得者や債務者よりも有利であり、インフレーションの時期には逆のことがいえよう。また、デフレ期には、資源に遊休が生じ、雇用量は減少し、社会の所得も減少してしまうが、逆にインフレ期には、資源の利用度は高く、所得水準も高くなろう。
 デフレーションは、直接的には企業の投資活動や政府の財政支出などの停滞・減少によっておこる。投資活動は、企業家の将来に対する楽観や悲観によって左右され、また、金利によって影響を受ける。後者はとりわけ政策当局(たとえば日本銀行)の直接・間接のコントロール目標となるものであり、ここに財政政策と並ぶ金融政策の重要性がある。[大塚勇一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

デフレーション
〘名〙 (deflation) 通貨の収縮・物価低落・不況などの現象を俗にいう言葉。厳密には、流通紙幣の量を減らし、紙幣のあらわす金量をインフレーション前と等しくすることをいうが、単にインフレーションの進行を阻止する結果生ずる物価低落、金融逼迫などをいう場合が多い。⇔インフレーション。〔アルス新語辞典(1930)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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