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デューリング

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

デューリング
Dühring, Karl Eugen
[生]1833.1.12. ベルリン
[没]1921.9.21. ノワウェス
ドイツの哲学者,経済学者。最初ベルリン大学で法律を学び,司法官を志したが,1861年失明哲学,経済学の研究に転じた。 65年ベルリン大学講師となり,哲学,経済学を講じたが,77年講壇を追われた。唯物論の立場に立ったが,K.マルクスを批判,その反批判として F.エンゲルスの『反デューリング論』 (1878) がある。主著資本と労働』 Kapital und Arbeit (65) ,『生の価値』 Der Wert des Lebens im Sinne einer heroischen Lebensauffassung (65) ,『批判的哲学史』 Kritische Geschichte der Philosophie (69) ,『国民経済学と社会経済学教程』 Kursus der National und Sozialökonomie (73) ,『哲学教程』 Kursus der Philosophie (75) 。

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世界大百科事典 第2版

デューリング【Karl Eugen Dühring】
1833‐1921
ドイツの哲学者,経済学者,社会主義者。ベルリン近郊で官吏の子として生まれたが幼時に両親と死別孤児院で成長。法学を学び裁判所に務めたが失明,この悪条件にもかかわらずベルリン大学私講師となり,哲学および経済学を講じた。1873年の《国民経済学ならびに社会経済学教程》および75年の《哲学教程》で脚光を浴び,ドイツの社会主義運動家たちの間でも共感を生んだ。75年のゴータ大会(ゴータ綱領)において,それまでのラサール派とマルクス派とが合同して成立したドイツ社会主義労働者党(後のドイツ社会民主党)の一部に対するデューリングの影響には絶大なものがあった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

デューリング【Karl Eugen Dühring】
1833~1921 ドイツの哲学者・経済学者。唯物論的な実証主義の立場から社会主義を説いた。著に、「自然弁証法」「現実哲学」など。エンゲルスによる「反デューリング論」によって知られる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

デューリング
でゅーりんぐ
Karl Eugen Dhring
(1833―1921)
ドイツの哲学者、政治経済学者。ベルリンに生まれ、法学を学んで司法官見習い実習生になったが、眼病のために断念し、哲学に転じた。1861年失明するも学位を取得、1863年よりベルリン大学で哲学と経済学を講ずる。カント主義者として出発したが、のちには形而上(けいじじょう)学に反対して「現実哲学」を唱え、自然科学と両立しうるような世界の包括的説明を目ざした。しかし意識の活動を機械的な過程ととらえるその認識論は、素朴な唯物論的実証主義にとどまり、宇宙の進化を原初的存在の発展とみなす理論は独断的形而上学の水準を出ていない。宗教や神秘主義を攻撃して社会主義に近づく反面で、共感の感情に基づく道徳を説き、資本家と労働者の利害は自由競争によって調停されうると主張して、マルクスには反対した。愛国主義者、反ユダヤ主義者として大衆受けし、一時期ドイツ社会民主党にも影響を与えたが、1877年には大学を追われ、また『反デューリング論』でエンゲルスに徹底的に批判されるなどあって、晩年には孤立し、失意のうちにポツダムで没した。主著に『自然弁証法』(1865)、『批判的哲学史』(1869)、『国民経済学と社会主義の批判的歴史』(1871)、『ユダヤ人問題』(1881)などがある。[藤澤賢一郎]
『エンゲルス著、粟田賢三訳『反デューリング論』(岩波文庫)』

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367日誕生日大事典

デューリング
生年月日:1833年1月12日
ドイツの哲学者,経済学者
1921年

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典

デューリング
(Karl Eugen Dühring カール=オイゲン━) ドイツの哲学者、経済学者。宗教・軍国主義・マルクス主義などを批判、反響を呼んだが、エンゲルスからは「反デューリング論」で攻撃を受けた。主著「自然弁証法」「国民経済学及び社会主義の批判的歴史」。(一八三三‐一九二一

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