@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

トビリシ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

トビリシ
Tbilisi
ジョージアグルジア)の首都。 1936年までチフリス Tiflis。標高 400~500mのトビリシ盆地を流れるクラ川に臨む。市街は同川の両岸に沿って約 30kmにわたって延びる。 458年ジョージアの古王国イベリアの首都がムツヘタからここに移されたときに始まる古都で,ザカフカジエ (後カフカス地方) の東西交通の要地にあたることから,しばしば他国の攻撃を受け,占領された。 1122年グルジア王国の首都となったが,その後もモンゴル,トルコ,ペルシアなどの攻撃を受け,1801年ロシアに併合された。 19世紀後半,黒海沿岸のポーチ,およびカスピ海沿岸のバクーと鉄道で結ばれ,市の発展が促された。 1921年グルジア=ソビエト社会主義共和国の首都となり,1991年独立したグルジアの首都となった。政治,経済,文化の中心地として発展し,機械 (工作機械,電気機関車,電機) ,繊維 (絹織物,毛織物,メリヤス) ,皮革・製靴,食品 (ワイン,ブランデー,茶,食肉,乳製品,菓子) ,家具,合板などの工場が立地する。またトビリシ大学 (1918) をはじめとする多数の大学,科学アカデミー,博物館,劇場などの教育・文化施設がある。旧市街にはシオニ大聖堂 (5世紀) ,メテヒ城と聖堂 (13世紀) ,アンチスハチ聖堂 (6世紀) などが保存されている。鉄道,ハイウェーの分岐点で,空港もある。 1966年地下鉄が開通した。人口 112万2300(2010)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

トビリシ(Tbilisi)
ジョージア共和国の首都。カフカス山脈南麓にある、5世紀以来の古都。工業が盛ん。旧称チフリス。人口、行政区111万(2009)。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

トビリシ【Tbilisi】
ザカフカス地方,グルジア共和国の首都。人口127万9000(1991)で,旧ソ連邦でも有数の工業,文化,学術の中心都市の一つ。地名は温かい鉱泉(〈トビリ〉はグルジア語で〈温かい〉の意)に由来する。1936年以前はロシア風にティフリスTiflisと呼ばれた。市街は大カフカス山脈の山麓のクラ川両岸に広がる。考古学上,前4000‐前3000年にはすでに人が住んでいたことが知られ,年代記では4世紀に要塞都市として言及されている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

トビリシ【Tbilisi】
グルジアの首都。カフカス山脈の南麓に位置し、ワイン・ブランデーの産地。中世のナリカル城などの旧跡が多い。旧名チフリス。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

トビリシ
とびりし
Тбилиси Tbilisi
ジョージア(グルジア)の首都。人口110万3500(2002)。カフカス山脈南麓(なんろく)の広い裾野(すその)と、裾野を刻んで南流するクラ川河谷の標高500メートル前後の地に市街が広がる。名称はジョージア語の「ぬるい水」の意で、クラ河谷の温泉湧出(ゆうしゅつ)によると伝えられる。旧称チフリスТифлис/Tiflis。ザカフカス鉄道に沿い、支線を分岐し、カフカス山脈を越えるジョージア軍用道路の南の終点にあたる交通の要衝。古来、金属工芸、武具などの工房が集まっていたが、現在ではジョージア最大の工業集積地である。工作機械、電気機器、無線機、航空機、自動車(おもに貨物用)、電気機関車、農業機械などの工場がある。伝統工業、食品工業も盛んで、織物、皮革、ぶどう酒とブランデー(多くを輸出)、たばこ、陶磁器、金属工芸品などがある。1966年地下鉄が開通し、坂の多い街路とムタツミンダ丘にはケーブルカーがある。ジョージアの学芸・文化の中心地で、科学アカデミー、総合大学、高等教育機関、ジョージア民族美術館、劇場など多数の文化施設が置かれている。[渡辺一夫]

歴史

紀元前3000年以前から集落があったとされるが、年代記には紀元後4世紀に初めて記される。東西・南北交通の要地として各地の文化が交錯した。4~5世紀に東ジョージアの有力な集落となり、6世紀にはその首都となって、ロシアよりはるかに早くキリスト教を受け入れた。その後、ペルシア、トルコ、モンゴル、アラブなどの侵攻を受けた。その間、12世紀にはダビデ4世統治の王国が繁栄した。19世紀初頭、ロシアの支配下に入り、そのザカフカス統治の中心となった。1921年、ソビエト政権のもとでジョージア・ソビエト社会主義共和国の成立とともにその首都となる(1991年からは旧ソ連邦から独立したジョージアの首都)。旧市街は市の南東部にあり、城壁、曲折した細い道路、中世の建築物などが残る。新市街は丘陵斜面に階段状に並び、赤茶色の屋根瓦(がわら)をのせた家屋が独特の風景をみせている。歴史的建築物に富み、旧市街に含まれるナリカラ要塞(ようさい)、メテヒ教会(1278創建)、シオン教会(6世紀創建)、アンチスハ教会(6世紀創建)などがある。[渡辺一夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

トビリシ
(Tbilisi) グルジアの首都。四世紀に城塞都市として建設され、一二世紀にグルジアの首都となり、一九二二~三六年にはザカフカス連邦の首都。現在もバクーとともに南カフカスの中心都市として発展している。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

トビリシ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

トビリシの関連情報

関連キーワード

マキノ雅広斎藤寅次郎清水宏スペイン内戦山本嘉次郎[各個指定]工芸技術部門バラングルートヘニー数学基礎論ソビエト連邦憲法

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation