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トルコ語【トルコご】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

トルコ語
トルコご
Turkish language
オスマンリ語ともいう。トルコ共和国公用語で,その話し手は約 4000万人。さらに,キプロス,旧ソ連その他にも 270万人ぐらいいるとみられ,チュルク諸語のなかで最も有力な言語。音韻面では8母音が,舌と唇と母音調和の点で整然とした体系をなす。文法では膠着語典型を示す。語順は日本語に酷似語彙では,アラビア語ペルシア語借用語が多い。文字はアラビア文字を使っていたが,1928~29年ケマル・アタチュルクの文字改革によりローマ字に替えた。同時に外来語を排し,トルコ語で代替する運動を起した。方言的には,標準語の基礎をなしているイスタンブールアンカラの都市方言に対し,ドナウ方言,アナトリア方言がある。歴史的には,11世紀のセルジューク時代のアナトリア・チュルク文語,14世紀からのオスマン・トルコ文語を経て発達してきたものである。

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デジタル大辞泉

トルコ‐ご【トルコ語】
チュルク語系諸言語の一つで、トルコ共和国の公用語。ギリシャ東部・ブルガリアキプロスなどでも話されている。

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世界大百科事典 第2版

トルコご【トルコ語 Turkish】
狭義ではトルコ共和国の言語をさし広義ではアジア大陸,ヨーロッパ大陸に広く分布するチュルク諸語をさす。トルコ語を母語とするは,トルコ共和国に1990年現在で約5195万人(共和国の人口の約92%),ブルガリア,ルーマニア,ギリシア,旧ユーゴスラビアなどにも少数いる。また1960年代西ドイツの約200万人をはじめ,オランダ,サウジアラビアなどに多数のトルコ人が流入している。チュルク諸語のなかでは,アゼルバイジャン語トルクメン語に近い。

出典:株式会社平凡社
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世界の主要言語がわかる事典

トルコご【トルコ語】
チュルク諸語の一つで、トルコの公用語。周辺のブルガリア、ルーマニア、ギリシアのほか、ドイツ、サウジアラビアなどのトルコ人移民の間でも話される。話者数は6000~7500万人。歴史的には、オスマントルコ時代の言語(オスマン語)をもとに、トルコ共和国の成立(1923年)後、アラビア文字からラテン文字への表記法の変更、語彙(ごい)の改変(アラビア語ペルシア語からの借用語の削減、新語彙の創作フランス語などからの借用)などが行われて成立した。言語的には、厳格な母音調和や膠着語的な構造を特徴とする。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

トルコ語
とるこご
Osman Turkish

トルコ共和国(人口およそ6800万人)の言語。以前はオスマン・トルコ語とよばれ、トルコ系諸言語のなかの有力な一員である。トルコ系諸言語は東シベリアから中央アジア一帯に広く分布し、互いに親縁関係を有し、トルコ語族を形づくる。トルコ語は、その南方語派に属していて、アゼルバイジャン語などと近い関係にある。

 トルコ共和国の成立(1923)後、それまで使っていたアラビア・ペルシア文字による表記法をやめ、1928年からローマ字による正書法を用いている。8個の母音(ぼいん)字と21の子音字は、よくトルコ語の音素を反映しているから、文字と発音を学ぶのに苦労が少なくてすむ。トルコ語には母音調和とよばれる母音配列の制限があり、とくに前舌母音i,ü,ö,eと後舌母音,u,o,aが対立する。たとえば、kedi「ネコ」の複数形はkedilerであるのに対し、koyun「ヒツジ」の複数形はkoyunlarのように、語形変化の全般にわたって母音調和の支配力が及ぶ。

 トルコ語は形態のうえからいうと、典型的な膠着(こうちゃく)語である(日本語は膠着語とはいいがたい)。語形変化は、語幹に語尾や接尾辞(接頭辞はない)がいくつもつくことができ、しかもそれぞれの境目がはっきりしている膠着的手法によって行われる。不規則変化はきわめて少ない。たとえば、ev「家」は、evin「家の」、eve「家へ」、evi「家を」、evde「家で・に」、evden「家から・より」のように規則的に変化する。また、bildirilmediという語は、bil-(「知る」の語根。単独で使用すれば命令の「知れ」)、-dir「使役」、-il「受身」、-me「否定」、-di「完了」からなり、「知らせられなかった」を意味する。文の構造も日本語によく似ている。主語で始まり、述語(動詞)で終わる。修飾語は被修飾語に先だち、自立語は付属語に先だつ。目的語のあとに動詞がくるなどの諸点である。

[竹内和夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

トルコ‐ご【トルコ語】
〘名〙 広義では、チュルク語をいう。狭義では、チュルク語の一方言であるトルコ共和国の国語をさす。後者は、トルコ共和国のほか、ブルガリア、ルーマニア、ギリシアなどの一部で話され、整然とした母音調和などを特徴とする。一九二八年の文字改革以降、アラビア文字からローマ字で書かれるようになった。

出典:精選版 日本国語大辞典
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