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トロイライト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

トロイライト
troilite
磁硫鉄鉱のうち,その化学組成FeS のもの。単硫鉄鉱と呼ばれることもある。隕石中にはよくみられるが,地球の岩石にみられることは大変珍しい。比重 4.6~4.8。新鮮なものは黄褐色,青銅状の光沢を示す。これを含む隕石を記述した D.トロイリにちなんで命名された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

トロイライト【troilite】
単硫鉱ともいう。化学組成FeSの鉱物磁硫鉄鉱のうち,鉄と硫黄がほとんど1:1のものをいう。2C型磁硫鉄鉱。140℃以上では転移して1C型磁硫鉄鉱となる。六方晶系。色,光沢,硬度,へき開等は磁硫鉄鉱に同じ。比重4.65。磁性はない。隕石中に最初に発見したトロイリDominico Troiliにちなんで命名。隕石の主要な構成鉱物の一つで,ほとんどの隕石に数%以下含まれる。コンドライト中では金属鉄とともにケイ酸塩鉱物を囲み,鉄隕石中では金属相の中に粒状に存在する。

出典:株式会社平凡社
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化学辞典 第2版

トロイライト
トロイライト
troilite

いん石やいん鉄中に見つかる鉱物で,単硫鉄鉱ともいう.地球上で見いだされる地殻中の硫化鉄は,そのほとんどが鉄原子が欠損した非化学量論的硫化鉄(Ⅱ)(Fe1-xS)であるが,トロイライトは,ほぼ

Fe:S = 1:1
の化学量論的硫化鉄(Ⅱ)である.トロイライトは,地殻中では鉄または鉄原子が欠損した非化学量論的硫化鉄(Ⅱ)(Fe1-xS)の磁硫鉄鉱(ピロータイト,pyrrhotite)中に共存することが知られているが,ごくわずかにしか存在しない.いん石やいん鉄中に見いだされるトロイライトの鉛同位体比(206Pb/204Pb)や硫黄同位体比(32S/34S)は地球の年齢測定や地質年代測定に利用される.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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