●ドウダンツツジ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ドウダンツツジ
Enkianthus perulatus
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世界大百科事典 第2版
ドウダンツツジ【Enkianthus perulatus (Miq.) Schneid.】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ドウダンツツジ
どうだんつつじ / 灯台躑躅
[学] Enkianthus perulatus (Miq.) Schneid.
ツツジ科の落葉低木。高さ2~3メートル。枝は細く、車輪状に分枝する。葉は枝先に輪生状に集まり、倒卵形で長さ3~4センチメートル、両端はとがり、縁(へり)に細かい鋸歯(きょし)があり、裏面の主脈下部に褐色の毛がある。秋には美しく紅葉する。4月、新葉とともに小さな白色花を2~4個、散状に下向きに開く。花冠は壺(つぼ)形で長さ7~8ミリメートル、縁(へり)は5裂する。雄しべは10本。蒴果(さくか)は狭長楕円(だえん)形で長さ約7ミリメートル、上を向いてつく。山地に生え、静岡県以西の本州から九州に分布する。名は、放射状に出る枝の状態が、昔夜間の明かりに用いた結び灯台の脚に似ることから、灯台ツツジといわれ、それから転訛(てんか)した。庭木、生け垣として広く植えられる。刈り込みに強く、挿木が容易である。ドウダンツツジ属はほかにサラサドウダンなど東アジアに約10種ある。
[小林義雄]
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