●ドブネズミ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ドブネズミ
Rattus norvegicus; Norway rat
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栄養・生化学辞典
ドブネズミ
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ドブネズミ
どぶねずみ / 溝鼠
brown rat
Norway rat
[学] Rattus norvegicus
哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ネズミ科の動物。原産地は中国北部であるが、日本には600年以上前に渡来し、ヨーロッパには18世紀に侵入した。現在では世界中に分布する。水辺を好み、用水路や水田の周辺、港湾の埋立地、ごみ捨て場の周辺、下水溝、家畜舎の周辺や家屋内などで人間と共生している。頭胴長21~27センチメートル、尾長17~23センチメートル、体重は160~450グラム。目や耳は小さく、尾は頭胴より短い。体色は、体上面は灰褐色から赤褐色まで変化に富むが、体下面と手足は灰白色。夜行性で、一般に夏は屋外、冬は屋内で生活する。雑食性で、植物の茎葉や種子、魚貝類、昆虫、ミミズ、鳥卵などのほかに残飯、台所の生ごみ、家畜飼料、穀物なども食べる。性質は荒く、飼い鳥を襲ったり、乳飲み子や寝ている人をかじった例もある。妊娠期間は約21日で、1産6~14子を産む。生まれた直後の子は体重5~6グラム、赤裸で目は閉じている。生後2週間ほどで開眼し、餌(えさ)を食べ始める。4週齢で巣立ちし、3か月齢で親と同じ大きさになり、繁殖可能になる。寿命は2~3年。実験動物として医学生物学領域で広く使われているラットは、本種の畜用品種である。
[土屋公幸]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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