●ドミナートゥス
旺文社世界史事典 三訂版
ドミナートゥス
dominatus
3世紀末,古代ローマ帝国のディオクレティアヌス帝以後の政治制度。「専制君主政」と訳される
オクタヴィアヌス帝以来,皇帝の専制は確立していたが,なお共和政の制度は形式的に残っていた(プリンキパトゥス)。ディオクレティアヌスは,内乱を武力によって鎮圧すると,官僚制度を支柱として宮廷儀礼や衣服,称号などによりその神的な権威を確立,政治・経済・宗教などを統制,コンスタンティヌス帝がこれを完成した。
オクタヴィアヌス帝以来,皇帝の専制は確立していたが,なお共和政の制度は形式的に残っていた(プリンキパトゥス)。ディオクレティアヌスは,内乱を武力によって鎮圧すると,官僚制度を支柱として宮廷儀礼や衣服,称号などによりその神的な権威を確立,政治・経済・宗教などを統制,コンスタンティヌス帝がこれを完成した。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
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