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ドリアン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ドリアン
Durio zibethinus; durian
パンヤ科の常緑高木。インド,ミャンマー,マレーシア,インドネシアなどで栽植されている。原産地は不明であるがマレー半島あたりと考えられている。樹皮は厚く灰黒色。葉は楕円形で表面は光沢があり,裏面は幼とともに銀色を帯びた黄褐色の鱗片を密生する。春に,大型で白色の鐘形花が円錐花序をなしてつく。花弁は5枚,10本ほどのおしべと1本のめしべが花外へ飛出している。果実は夏に熟し,長径 20~30cmほどの卵形ないし球形で,灰褐色の五角錐状の硬いとげがある。種子周囲に淡黄色で独特の臭気があるクリーム状の果皮があり,食用にされる。臭気にもかかわらず味がよいので「果実の王様」といわれるが,保存がきかない。生食のほかジャムアイスクリームなどに加える。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ドリアン(durian)
キワタ科の常緑高木。高さ約20メートル。枝やに大形の白色の5弁花をつける。果実は緑褐色をし、直径約15センチの長楕円形。果肉はクリーム状で特有の臭気があり甘く、生食のほかジャムなどにする。マレー半島・マレー諸島の原産。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

ドリアン
 [Durio zibethinus].アオイ目パンヤ科ドリアン属の常緑高木で,果実,種子を食用とする.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ドリアン【durian】
キワタ科の常緑高木(イラスト)。果実は熱帯果実の王様ともいわれ,人頭ほどの果実の表面はとげに覆われ,強烈な臭気を発散する。果肉は人を魅する風味をもつ。葉は互生し,長楕円形で表面は暗緑,裏面は黄白あるいは白銀色である。花は幹や太い枝から十数個が花房をなして突出し,開花結実する。系統により果実は0.3~5.0kgになり,5室に分かれ,各室に1~数個のクリの実大の種子がある。種子の周辺のクリーム状の仮種皮arilが可食部となる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ドリアン
どりあん
durian
[学] Durio zibethinus Murr.

パンヤ科(APG分類:アオイ科)の常緑高木。マレー半島、東インド諸島原産といわれ、高さ30メートルに達する。葉は革質、長楕円(ちょうだえん)形で長さ約15センチメートル、幅約5センチメートル、基部は丸く、先端はとがる。葉表は暗褐色、葉裏は灰褐色の鱗片(りんぺん)で覆われる。幹や大枝から短い花序を直接出し、白または淡黄色の5弁花を数個開く。子房は鱗片で覆われる。果実は球形または卵形で径15~20センチメートル、長さ15~25センチメートル、褐色で表面に堅い錐(きり)状突起が密にある。果皮は厚く、果内は5室からなり、各室は数個の淡黄色の肉塊で満たされる。各肉塊は狭長楕円形で灰褐色の種子が2、3個ある。

 果肉を食用とする。肉質は生クリームに似て、かすかにデンプン質を感じ、甘味が強く、上品な香りがある。ただし、果皮の内壁から出る腐敗したタマネギ臭のような悪臭の移り香が混ざるため、人によってはこれを嫌う。しかし、味のよさから熱帯産果実の王様といわれ、生食のほかアイスクリームやジャムなどに用いる。また幼果は塩漬けにして食べる。種子はジャガイモの肉質に似ており、煮るか焼いて食べ、またデンプンをとって薬用とする。多くは3~4月に開花して8~9月に熟すが、8~9月に開花して2~3月に熟すものもある。

[飯塚宗夫 2020年4月17日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ドリアン
〘名〙 (durian) パンヤ科の常緑高木。マライ半島・東インド諸島原産。高さ二〇~三〇メートル。葉は長楕円形で光沢があり、革質。花は黄白色の五弁花で数個集まって咲く。果実は長さ二〇~三〇センチメートル、重さ二キログラムくらいの長楕円状球形で、堅いとげ状の突起を密生し淡黄色または黄緑灰色に熟す。果実は五室に分かれ、各室に大きな種子が三~五個入っている。果肉は黄乳色のクリーム状で強い香りがあり、美味で、果実として珍重され生食される。種子は料理に用いる。果物の王といわれる。
※旅日記から(1920‐21)〈寺田寅彦〉三「人糞の臭気があるといふドリアンの樹もある」

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