@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ナツメヤシ

栄養・生化学辞典

ナツメヤシ
 [Phoenix dactylifera].ヤシヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木で,デーツとよばれる果実食用にする.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ナツメヤシ【date palm】
乾燥熱帯域で栽培されるヤシ科の高木(イラスト)。果実は主食的に利用される。樹高は30mに達し,根も深く張り,乾燥,暑熱,砂塵(さじん)にも耐性があり,砂漠化防止に本種の林帯の造成が有効とされている。葉は羽状複葉で長さ5mにもなり,数十枚がの頂部に群がる。雌雄異株で,雄花穂は長い花柄の頂端部分で多数の小花穂をほうき状に分枝し,黄白色の小さな花をつける。雌花穂も数百個の小花をつけるため,果実は多数が房状に結実する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ナツメヤシ
なつめやし
[学]Phoenix dactylifera L.
ヤシ科(APG分類:ヤシ科)フェニックス属の1種。フェニックスの属名は本種が最初に用いられた。種名は、指状のナツメをつけるヤシの意味である。ペルシア湾沿岸の乾燥地帯原産。幹は単一または群生で、直立または傾立し、高さ25~30メートル、径50~70センチメートル。幹肌には葉柄痕(こん)が高く突出し、角(つの)状に残る。葉は羽状葉で50~80枚あり、半光沢で灰緑色。羽片は20~40センチメートルで、葉柄は長い。肉穂花序は黄色または橙(だいだい)色。雄花は白色、雌花は緑色。果実は楕円(だえん)形で長さ4~7センチメートル、径2~3センチメートル、赤褐色から紫黒色を呈する。果肉には多量の糖分を含み、生食するほか用途が広く、果樹として栽培される。
 普通は雌株50本に雄株1本の割合で条(すじ)植えし、人工授粉を行う。栽培温度は2℃以上で、乾燥地でよく育つ。[佐竹利彦]

利用

砂漠地帯では主食として重要で、利用時の状態から生デート、乾燥デート、除核デートなどと区別される。果肉は柔らかく生食もできるが、天日で乾燥させたものをそのまま、または加工して食べる。乾燥デート100グラムには炭水化物63グラム、タンパク質2グラム、脂質0.2グラム、カルシウム80ミリグラム、リン95ミリグラム、その他ビタミン類を含み、235キロカロリーと栄養価が高い。乾果で菓子やジャムをつくり、またアルコール飲料の原料ともする。新葉はガリgariといい、木菜として利用する。
 直径50センチメートルにもなる幹は広く建材に利用され、葉は屋根を葺(ふ)いたり、編んで家具をつくる。花穂からは蒸留して香水タラtaraをとり、樹液は発酵させて蒸留酒アラックarrackをつくるときに加える。核は家畜飼料になり、樹体から分泌するゴム様物質ククムチルkukmchilは薬用となる。また街路樹、庭園樹としても重要である。[飯塚宗夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ナツメヤシ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ナツメヤシの関連情報

関連キーワード

フェニックス(ヤシ科)棗椰子フェニックスフェニックス鳳凰座フェニックス諸島フォイニクスPhoenix 7000OHCIcME FirstBIOS

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation