●ニコ
世界大百科事典 第2版
ニコ【Jean Nicot】
1530?‐1604
フランスの文法・言語学者,王室請願聴聞官。南フランスのニームに生まれ,パリに上京して宮廷に出仕(1553‐54)。学識と手腕を買われて1559年夏,ポルトガル駐在大使に任じられリスボンに赴き,ブラジル植民問題で緊張を増した両国関係の打開に努力。61年秋辞任帰国後は学問に没頭し,ロンサールその他の文人と交わる。最大の功績は実質的に史上最初のフランス語辞典《古近フランス語宝典》(1606)を編纂したことであろう。
フランスの文法・言語学者,王室請願聴聞官。南フランスのニームに生まれ,パリに上京して宮廷に出仕(1553‐54)。学識と手腕を買われて1559年夏,ポルトガル駐在大使に任じられリスボンに赴き,ブラジル植民問題で緊張を増した両国関係の打開に努力。61年秋辞任帰国後は学問に没頭し,ロンサールその他の文人と交わる。最大の功績は実質的に史上最初のフランス語辞典《古近フランス語宝典》(1606)を編纂したことであろう。
出典:株式会社平凡社
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