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ニューカム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ニューカム
Newcomb, Simon
[生]1835.3.12. カナダ,ノバスコシアウォレス
[没]1909.7.11. アメリカ,ワシントンD.C.
カナダ出身のアメリカの天文学者。天文学に興味をもち独力で学び,アメリカ航海暦局の計算係となり (1857) ,同時にハーバード大学に学ぶ (58卒業) 。海軍天文台に入り (61) ,技術将校として活躍,ジョンズ・ホプキンズ大学の数学,天文学教授を兼任 (84~93) 。大佐で退役 (97) ,のち退役海軍少将。アメリカ科学アカデミー会員 (69) ,同副会長 (83~89) ,アメリカ天文学会初代会長 (99~1905) 。太陽系諸天体の運動の理論的再検討を行い,きわめて正確な運行表を作成した。また 1901年 A.ダウニングと協力して世界共通の天文定数系の確立に尽力。 A.マイケルソンとともに光速度の測定を研究した。かたわら天文学の普及書なども執筆し,特に『やさしい天文学』 (78) は名高い。諸外国の多くの学会・アカデミーの名誉会員に選ばれたほか,イギリスの王立天文協会の金メダルをはじめ数々の賞を受けた。

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ニューカム
Newcomb, Theodore Mead
[生]1903.7.24.
[没]1984.
アメリカの社会心理学者。ミシガン大学教授。個人心理学者として出発し,態度研究に従事。有名なベニントン研究において,態度変容準拠集団の関連を追究した。その後 C.H.クーリーや G.H.ミードの社会的相互作用理論の影響を受け,相互作用理論の視角からパーソナリティ,集団所属,集団間葛藤,連帯性などの社会心理的諸問題を体系づけようとした。主著『社会心理学』 Social Psychology (1950) 。

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世界大百科事典 第2版

ニューカム【Simon Newcomb】
1835‐1909
アメリカの天文学者。カナダの生れ。1853年アメリカに渡り,57年航海暦編纂局に入り,一方,ハーバード大学で数学を学び58年に卒業した。61年にアメリカ海軍の数学教授としてアメリカ海軍天文台に赴任し,97年まで勤めた。その間,1877‐97年には航海暦編纂局長,また1884‐94年にはジョンズ・ポプキンズ大学教授を兼任した。ニューカムの業績は位置天文学,天体力学の広い分野にわたり,天文定数の決定,太陽・諸惑星の運動表の作成,基礎恒星表の作成などである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ニューカム
にゅーかむ
Simon Newcomb
(1835―1909)

カナダ生まれのアメリカの天文学者。天体暦の開発者。1853年アメリカに移り、数学教師や航海暦局計算係を務め、1858年ハーバード大学理学部に入学、卒業とともにアメリカ海軍天文台員および海軍兵学校の数学教授。1877年航海暦局に転入し1897年まで編暦局長、1884年ジョンズ・ホプキンズ大学教授を兼任し、数学・天文学を講義。

 大学入学以前に独学でラプラスの名著『天体力学』を勉強し、海軍天文台員時代に26インチ(65センチメートル)鏡を用いて天体位置決定の研究に従事。航海暦局長時代にかねて意図していた月および惑星の運動の綿密な計算を企画実施した。このため天体力学の理論を深め、天文航法の精度を高めた。1896年パリで開催の国際天文学会において、航海暦計算に万国同一の天文定数を用いることを提唱し、その定数として前年ニューカムが論文発表した値を採用することが決議された。またアメリカ数学会誌の編集、アメリカ天文学会の創設に尽力した。主業績は天文基礎定数を体系的に決定し、諸惑星の位置推算表を作成したことである。とくに月のハンセン運行表と視運動との差を周期項と偶発項に分析し、その原因は地球自転の変動にあることを解明し、暦表時制定の基礎を与えた。アメリカの7大学、ヨーロッパの10大学の名誉教授、45の外国学会の名誉会員に推され、イギリス王立天文協会から金賞を受けた。またヒルGeorge William Hill(1838―1914)やブラウンら、優れた天体力学者を育成した。

[島村福太郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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