●ネレトバ川【ネレトバがわ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ネレトバ川
ネレトバがわ
Neretva
バルカン半島北西部の川。全長 218km。ボスニア・ヘルツェゴビナ南部,ディナルアルプス南東部,サラエボ南方 70kmのツェメルノ峠付近に源を発し,モスタルを経て,クロアチア南部,プロチェ南方でアドリア海に注ぐ。急流が多く,上流には大発電所がある。下流平野でワタ,ブドウを栽培。峡谷は,第2次世界大戦中,ドイツ=イタリア軍とパルチザンとの戦いの重要な舞台であった。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ネレトバ川
ねれとばがわ
Neretva
ボスニア・ヘルツェゴビナとクロアチアを流れる川。全長218キロメートル。ディナル・アルプスに発し、北西流したのち南下し、ヘルツェゴビナの中心都市モスタルを抜け、クロアチアのオプゼン付近でアドリア海に注ぐ。伏浸・流出(湧水(ゆうすい))が多く、河川流量の把握が困難である。水質は硬度が高い。夏は水量が少ない。第二次世界大戦中、パルチザン部隊がこの川を渡り、ドイツ軍の攻囲作戦を無効にしたことで知られる。
[三井嘉都夫]
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