@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ノディエ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ノディエ
Nodier, Charles
[生]1780.4.29. ブザンソン
[没]1844.1.27. パリ
フランスの小説家。フランス革命の動乱のさなかに少・青年時代を過し,パリに出て小説家を志したが,ナポレオンを風刺する詩を書いたため故郷に逃れ,次いで亡命,イリリア (現スロベニア領) で図書館員をつとめ,王政復古後帰国,1824年からパリのアルスナル図書館長となり,ロマン派のサロンとして自宅を開放した。幻想と悪夢に満ちた世界を描いた短編集『スマラ』 Smarra (1821) ,『トリルビー』 Trilby (22) ,『パン屑の妖精』 La Fée aux miettes (32) などによって,ネルバル先駆とされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ノディエ【Charles Nodier】
1780‐1844
フランスの作家。ブザンソンに生まれ,大革命前後の激動期に多感な少年時代を過ごす。1813年以後はジャーナリストとして活躍。内外の文学者を紹介する記事や書評を書いてロマン派の成立に寄与する。24年にパリのアルスナル図書館長に任命されたのを機に,館内の自宅に文芸サロンを開き,一時期ロマン派の中心的な存在となった。作品は文学,昆虫学,言語学など多岐にわたるが,彼の本領は《スマラ》(1821),《トリルビー》(1822),《パン屑の妖精》(1832)などの幻想小説にある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ノディエ
のでぃえ
Charles Nodier
(1780―1844)

フランスの作家。ブザンソンに生まれ、パリに没す。父の英才教育を受け早熟な少年期を過ごす。20歳でパリに出、神秘思想家グループに共鳴する。『追放者たち』(1802)を発表、小説家として一歩を踏み出す。各地を転々とし、評論活動、研究活動ののちパリに定住。ロマン主義的小説『ジャン・スボガール』Jean Sbogar(1818)によって創作活動を再開。アルスナルの自宅サロンをパリ文学の中心に盛り上げ(1824~30)、ユゴーのロマン主義運動を、その初期において擁護し大きな影響を与えた。ネルバルに先駆けて「夢」を重視し(「眠りは思考のもっとも明晰(めいせき)な状態である」)、『パン屑(くず)の妖精(ようせい)』La Fée aux Miettes(1832)をはじめ幻想物語の傑作を残した。「狂気」「愛」「復活」のテーマを繰り返し取り上げ、作品を通して古代の「黄金時代」の回復を願った。代表作に『スマラ』Smarra(1821)、『トリルビー』Trilby(1822)、『ボヘミアの王と七つの城の物語』(1830)、『イネス・デ・ラス・シエラス』(1837)など。

[西尾和子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ノディエ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ノディエの関連情報

関連キーワード

武装中立同盟ペスタロッチ杉の葉マリアテレジアゴードン暴動天明俳諧ティチングコンディヤック前古典派音楽ダービー(競馬)

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation