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ノルデンシェルド【のるでんしぇるど】

日本大百科全書(ニッポニカ)

ノルデンシェルド(Baron Nils Adolf Erik Nordenskild)
のるでんしぇるど
Baron Nils Adolf Erik Nordenskild
(1832―1901)
スウェーデンの北極探検家、「北東航路」の啓開者。フィンランドのヘルシンキに生まれる。1857年ヘルシンキ大学を卒業。翌年政治上の理由でスウェーデンのストックホルムに移る。1858年スウェーデン王立博物館の教授、鉱物学部長となる。1858~1883年、数次にわたりスピッツベルゲン、グリーンランドを探検し、地理・地質学上で大きな成果を得た。1875~1876年にはカラ海からエニセイ河口を探検している。1878年6月ベガ号でカールスクローナを出発、トロムゼー、チェリュスキン岬を経て9月末ベーリング海峡近くのコリュチン湾で氷海に閉じ込められた。しかし翌1879年(明治12)脱出し、9月横浜に到着、長い間航海者の夢であった北東航路の啓開に成功した。日本では東京地学協会主催の盛大な歓迎会が開催された。一行は2か月にわたり日本に滞在、文物を調査・研究し、和書6000冊、化石などを購入・採集した。この和書はストックホルムの王立図書館に保管され、1970年代末にこれの完全な目録『ノルデンシェルド・コレクション・カタログ』が英文で完成、当時の日本の文物を知る貴重な資料となっている。
 1880年4月帰国、男爵に叙せられ、1893年にはスウェーデン科学学士院会員に選ばれた。論文・著書は、地質学、鉱物学、地理学、地図学の分野で178編にも達する。おもなものに北東航路航海の報告のほか、古地図、航海指針を収集・編纂(へんさん)した『Periplus』(1892)、『Facsimile-atlas』(1889)がある。[半澤正男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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