@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ハイデルベルク人【ハイデルベルクじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ハイデルベルク人
ハイデルベルクじん
Heidelberg man
1907年にドイツ,ハイデルベルク南東のマウエルの砂掘り穴から化石が見つかった原人学名ホモ・エレクトゥス・ハイデルベルゲンシス Homo erectus heidelbergensisという。約 50万年前の中期更新世のものと考えられる。 16本のをそなえた下顎骨で,完全に保存されていたが,4本の歯冠はこわれ,2本は 45年に紛失した。下顎枝は発達し,幅が広く,体も厚く大きいが,歯は現在の人類と比較してあまり大きくない。アジアのシナントロプスとほぼ同時代の,ヨーロッパの原人を代表する化石の一つである。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ハイデルベルク‐じん【ハイデルベルク人】
1907年、ハイデルベルク近郊で下顎(かがく)骨が発見された化石人類。現在は原人と考えられている。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ハイデルベルクじん【ハイデルベルク人 Heidelberg man】
化石人類の一つ。ドイツのハイデルベルク市の南東約10kmのマウエルに近い砂利採掘場で,1907年に人類の下顎骨の化石が発見され,翌年シェーテンザックO.Schoetensackが,ホモ・ハイデルベルゲンシスH.heidelbergensisと命名して発表した。伴出した獣骨化石は洪積世中期の動物相に属するが,氷期との対比に関しては第1間氷期とするミンデル氷期とする説がある。下顎骨は全体として大きく,現代人のようなおとがいの隆起がなく,下顎枝が直立し,しかも著しく幅広い。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ハイデルベルクじん【ハイデルベルク人】
1907年、ハイデルベルク近くのマウエルで下顎骨が発見された化石人類。原人と考えられている。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ハイデルベルク人
はいでるべるくじん
Heidelberg man
ヨーロッパ出土の化石人類。1907年、ドイツのハイデルベルク市の近郊の小村マウエルから1個の完全な下顎(かがく)骨が石切り工によって発掘された。ただちに地主を通じてハイデルベルク大学の地質学教授シェッテンザックに引き渡された。伴出する哺乳(ほにゅう)類化石から更新世(洪積世)中期でミンデル氷期の亜間氷期らしいとみなされたが、文化遺物は伴わなかった。非常に大型で頑丈であり、新人にみられるような顎先の前突すなわち頤(おとがい)はなく、下顎枝は幅広く、下顎切痕(せっこん)は浅いという原始的特徴をもっていたが、歯はネアンデルタール人とそれほど違わなかった。永年、比較できる資料が発見されなかったため、所属不明とみられていたが、今日では同類のものがかなり発見されており、ヨーロッパにおける原人とみなされている。マウエルの下顎骨ともよばれる。[香原志勢]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ハイデルベルク‐じん【ハイデルベルク人】
〘名〙 一九〇七年、ドイツのハイデルベルク市近郊のマウェルで、下顎の化石骨が発見された第二間氷期の人類。頑丈な原始型の下顎で、歯は人類の特徴をもつ。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

ハイデルベルク人
ハイデルベルクじん
Homo Heidelbergensis
原人の一種
1907年,ドイツのハイデルベルク近郊のマウエルで発見された化石人骨。発見部分は下顎 (かがく) 骨と歯で,ジャワ原人(ピテカントロプス−エレクトゥス)や北京原人(シナントロプス−ペキネンシス)と同じ発達段階にあると考えられた。しかし,その後の研究で,むしろ旧人のネアンデルタール人に近似しているとの説が有力になった。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハイデルベルク人」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ハイデルベルク人の関連情報

関連キーワード

[各個指定]工芸技術部門李完用複成片麻岩内褶曲青木繁カラジアーレウェブスター(Ben Webster)久原躬弦ゴーリキー(Maksim Gor'kiy)西園寺公望内閣柴田桂太

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation