●ハイポイドギヤ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ハイポイドギヤ
hypoid gear
食違い軸に運動を伝達する円錐状の歯車の対をいう。両軸のはさみ角が直角で,軸の軸間最短距離 (オフセット) が比較的小さい場合に用いられる。オフセットが0のときが曲り歯傘歯車に,やや大きいものがスピロイドギヤに,最大の場合にウォームギヤになるので,このハイポイドギヤは曲り歯傘歯車とウォームギヤの中間的な性質をもつ。この歯車では,各歯車軸を延長して両端で支持できるため,曲り歯傘歯車よりも取付けが強固になり,大きな減速比 (駆動歯車軸と従動歯車軸の回転数の比) が得られるので,曲り歯傘歯車に代って自動車の駆動装置に用いられる。
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世界大百科事典 第2版
はいぽいどぎや【ハイポイドギヤ】
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