@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ハクスリー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ハクスリー
Huxley, Aldous Leonard
[生]1894.7.26. サリー,ゴドルミング
[没]1963.11.22. ロサンゼルス
イギリスの小説家,評論家。生物学者 T.H.ハクスリーを祖父に,J.ハクスリーを兄に,詩人 M.アーノルドを母方の親戚にもつ。イートン校を経てオックスフォード大学を卒業。医学を志したが,眼疾のため文学に転向。雑誌編集者となり,『火の車』 The Burning Wheel (1916) 以下3詩集を出すかたわら小説に筆を染め,短編集『がらくた』 Limbo (20) に続く長編『クローム・イエロー』 Crome Yellow (21) ,『道化踊り』 Antic Hay (23) で認められ,第1次世界大戦後の幻滅,不安,懐疑を濃厚に反映する,1920年代を代表する作家の一人となった。その他の主要作品には『対位法』 Point Counter Point (28) ,『すばらしい新世界』 Brave New World (32) ,『ガザに盲いて』 Eyeless in Gaza (36) ,評論集『目的と手段』 Ends and Means (37) など。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハクスリー
Huxley, Sir Andrew Fielding
[生]1917.11.22. ロンドン
[没]2012.5.30.
イギリスの生理学者。生物学者のトマス・H.ハクスリー。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで修士号を取得,1941~60年トリニティ・カレッジで講義と研究を続け,1960年にロンドンのユニバーシティ・カレッジの生理学教授となった。1953年同僚のアラン・L.ホジキンとともに神経線維に刺激が伝わる仕組みを物理・化学的に解明(→神経伝導)。この功績により1963年,ホジキン,オーストラリアのジョン・C.エクルズとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。ほかに,筋肉の収縮に関して重要な業績がある。1969年からロイヤル・ソサエティの生理学部門の研究教授となり,1974年にナイトに叙された。1980~85年ロイヤル・ソサエティ会長。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハクスリー
Huxley, Sir Julian (Sorell)
[生]1887.6.22. ロンドン
[没]1975.2.14. ロンドン
イギリスの生物学者,科学行政家。 T.H.ハクスリーの孫。オックスフォード大学卒業後アメリカに遊学。ロンドン大学教授 (1925) 。ホルモン学,発生学,鳥類学,生態学にわたる広い分野で多くの業績を上げた。第2次世界大戦後ユネスコの事務局長 (46~48) 。 1958年ナイトの称号を贈られた。主著に『相対成長の問題』 Problems of Relative Growth (32) ,『進化。現代的総合』 Evolution ,the Modern Synthesis (42) ,『進化とはなにか』 Evolution in Action (53) がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハクスリー
Huxley, Thomas Henry
[生]1825.5.4. ミドルセックスイーリング
[没]1895.6.29. イーストボーン
イギリスの生物学者,科学啓蒙家。 C.ダーウィン進化論を擁護し,その普及に努めた。チャリング・クロス病院で医学を学び,ロンドン大学で医者の資格を得たのち,1846年海軍の外科医として『ラトルスネーク』号に乗込み,オーストラリア探検に加わる。航海中にクラゲの比較解剖学的研究を行い,ロイヤル・ソサエティの機関誌に論文を発表 (1849) し,生物学者として認められる。 50年帰国。 54年,海軍を退役して王立鉱山学校の教授となる (後年,同校は彼の尽力により王立科学大学となる) 。ダーウィンの『種の起原』を宗教界が攻撃したのに対し,ハクスリーは進化論を擁護し,神学者や聖職者と対決,60年のイギリス学術振興協会年会の席上で,主教 S.ウィルバーフォースと論争した。 63年,ハクスリーは『自然界における人間の位置』を著わして,ダーウィンもまだ触れていなかったヒトの起源について,ヒトは類人猿から進化したと唱えた。 R.オーウェンがヒトと類人猿とでは脳の構造が異なるとして批判を加えたが,彼は両者の脳の構造が同一であることを実証してそれにこたえた。また,人間の精神活動は脳の生理作用によると説き,ヒトと類人猿の間に連続性を考えるための根拠とした。このほか,頭蓋骨を脊椎の変形したものとみる L.オーケンらの説を否定するなど,比較解剖学,古生物学での研究もあり,鳥類の分類も行なっている。また,啓蒙書執筆や講演を通じて科学の普及をはかり,教育制度の改革や科学教育の充実化に尽力するなど,幅広い活動を行なった。『科学と文化』 Science and Culture (81) ,『進化と倫理』 Evolution and Ethics (93) など多数の著書がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ハクスリー(Huxley)
(Thomas Henry ~)[1825~1895]英国の動物学者。クダクラゲや動物の内・外胚葉について研究。ダーウィン進化論を支持、普及に努め、人間も進化の過程を経たものと明言した。著「自然における人間の位置に関する証跡」など。
(Julian Sorell ~)[1887~1975]英国の動物学者。の孫。鳥類の行動・遺伝学・相対成長を研究。多くの科学啓蒙書を著し、ロンドン動物園長・初代ユネスコ事務局長など歴任。著「進化とは何か」など。
(Aldous Leonard ~)[1894~1963]英国の小説家・批評家。の孫。実験的な手法を用い、冷徹な視点で現代を批判した。作「恋愛対位法」「すばらしい新世界」など。
(Andrew Fielding ~)[1917~2012]英国の生理学者。の異母弟。細胞膜のイオン機構を発見、神経の興奮伝導の原理を解明。1963年、A=L=ホジキンJ=C=エクルズとともにノーベル生理学医学賞を受賞。また、筋収縮を研究し、H=E=ハクスリーとは独立に滑り説提唱

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハクスリー(Hugh Esmor Huxley)
[1924~2013]英国の生物物理学者。1954年、J=ハンソンとともに筋収縮の滑り説を提唱。筋の微細構造の解明に寄与

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ハクスリー【Aldous Leonard Huxley】
1894‐1963
イギリスの小説家,エッセイスト。動物学者のT.H.ハクスリーを祖父に,マシュー・アーノルド母方の大叔父にもつ知的名門の生れ。兄J.S.ハクスリーは動物学者。イートン校を経て,オックスフォード大学に進む。自然科学方面にも強く,百科全書的な博識家として知られる。最初は詩作を主としたが,1920年代から小説に手を染め,自意識的な青年を中心に第1次大戦後の虚無的雰囲気を風刺的に描いた《クローム・イェロー》(1921),《道化踊り》(1923)などで作家としての地位を確立した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ハクスリー【Julian Sorell Huxley】
1887‐1975
イギリスの生物学者。T.H.ハクスリーの孫。オックスフォード大学卒業後,英米両国で研究。ロンドン大学教授となり(1925),またロンドン動物園長を務めた(1935‐42)。鳥類の行動学,進化論の〈総合学説〉の確立,相対成長の理論化など,多くの分野で指導的な役割を果たす。第2次大戦後は国連のユネスコ事務局長となる(1946‐48)。数多くの著作や放送を通じて生物学の普及にも努めた。この面での代表作は《生命の科学》(H.G.ウェルズらと共著,1929),《進化とは何か》(1933)など。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ハクスリー【Thomas Henry Huxley】
1825‐95
イギリスの動物学者。医学を学び〈ハクスリー層〉と呼ばれる内毛根鞘(しよう)の細胞層を発見。1845年王立医学校の一員となり,翌年,イギリス海軍の軍艦〈ラトルスネーク号〉に船医として乗りこみ,オーストラリア方面に航海(1846‐50)。49年クラゲ類の比較解剖学の論文発表。51年ローヤル・ソサエティ会員となる。C.ダーウィンの進化論発表後はこれを強力に支持し,〈ダーウィンのブルドッグ〉と自称してダーウィン攻撃に対して立ち向かう。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ハクスリー【Huxley】
ハクスレー・ハックスリーとも
Aldous Leonard H. 1894~1963 イギリスの小説家・批評家・詩人。の孫。新しい小説の方向を模索した実験的小説で知られる。代表作「恋愛対位法」「ガザに盲いて」など。
Andrew Fielding H. 1917~  イギリスの生理学者。の孫。とは異母兄弟。ホジキンらとの共同研究で神経の興奮伝導の機構をナトリウム・カリウムの透過性の変化として説明。また、とは独立に筋収縮の「滑り説」も提唱。
Hugh Esmor H. 1924~  イギリスの生物物理学者。ハンソン(J.Hanson1919~1973)とともに、筋肉収縮の機構を説明する「滑り説」を提唱。また、筋肉の微細構造など X 線による構造解析で成果をあげる。
Julian Sorell H. 1887~1975 イギリスの生物学者。の孫。鳥類の行動学、遺伝学および相対成長、すなわち生物体の成長における全体と部分および部分どうしの相対的関係の研究で知られる。ユネスコの初代事務局長をつとめ、啓蒙的業績も多い。
Thomas Henry H. 1825~1895 イギリスの動物学者。海産動物、特にクラゲの研究のほか高等動物の内・外胚葉の研究を行う。 C =ダーウィンの友人で進化論を支持し、その普及につとめ、人間の動物起源を初めて明言して論争をひきおこした。著「自然界における人間の位置」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ハクスリー
[一] (Aldous Leonard Huxley オルダス=レナード━) イギリスの小説家、評論家。(三)の孫、(二)の弟。現代社会の不安、危機感などを表現した。著に「恋愛対位法」「ガザに盲(めし)いて」など。(一八九四‐一九六三
[二] (Sir Julian Sorell Huxley サー=ジュリアン=ソレル━) イギリスの生物学者、遺伝学者。(三)の孫。(一)の兄。相対成長の研究や多くの啓蒙的著作で知られている。主著「進化とは何か」。(一八八七‐一九七五
[三] (Thomas Henry Huxley トマス=ヘンリー━) イギリスの生物学者。ダーウィンの進化論の弁護・普及に努め、人間のサル類起源説を唱えた。主著「進化と倫理」。(一八二五‐九五

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

ハクスリー
ハクスリー
Huxley, Andrew Fielding

イギリスの生理学者.生物学者T.H. Huxleyの孫.作家のAldous Huxley,生物学者のJulian Huxleyらの異母弟.ケンブリッジ大学で生理学を学び,1941年同大学で修士号を取得.海軍などでの戦時研究を経て,同大学研究員.1960年ロンドン大学教授となる.1939年からA.L. Hodgkinとともにイカの巨大軸索を用いて神経学的な研究を行った.かれらは神経細胞に電極を挿入して膜電位を測定し,興奮部位で逆転していることを明らかにした.さらに,かれはHodgkinとともに,活動電位が Na の膜透過性の増加によって引き起こされるとするイオン説を提唱した.この業績で,1963年Hodgkin,J.C. Ecclesとともにノーベル生理学・医学賞を受賞.1952年以降は筋収縮の研究に移り,1954年J. Hanson,H.E. Huxleyとは独立にすべり説を提唱した.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

ハクスリー
Thomas Henry Huxley
1825〜95
イギリスの生物学者
人間の猿類起源説を提唱。ダーウィンの進化論と自然科学思想の普及に尽力した。ふたりの孫はそれぞれ小説家・遺伝学者として有名。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハクスリー」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ハクスリーの関連情報

関連キーワード

日清戦争史(年表)[各個指定]工芸技術部門日清戦争リーケの原理日清戦争国際オリンピック委員会ロシア映画オストワルトアレクサンドル露仏同盟

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation