●ハーグ平和会議【ハーグへいわかいぎ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ハーグ平和会議
ハーグへいわかいぎ
Hague Peace Conferences
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世界大百科事典 第2版
ハーグへいわかいぎ【ハーグ平和会議】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ハーグ平和会議
はーぐへいわかいぎ
1899年と1907年の2回にわたり、オランダのハーグで開催された国際平和のための会議。1899年、ロシア皇帝ニコライ2世の主唱で、軍縮と紛争の平和的解決制度の樹立を目的として、第1回平和会議が開催された。26か国の参加を得たこの会議では、軍縮について具体的合意は得られず、国際紛争平和的処理条約、陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約、ジュネーブ(赤十字)条約ノ原則ヲ海戦ニ応用スル条約(3条約)、ならびに三宣言(軽気球からの投射物爆発物投下禁止宣言、毒ガス投射物使用禁止宣言、ダムダム弾使用禁止宣言)が採択された。第2回ハーグ会議は日露戦争(1904~05)のため予定より遅れ、07年に「全人類の幸福を増進する関心事を討議」する目的で開催された。この会議には、日本を含む非ヨーロッパ諸国の参加もあって、44か国の出席をみた。この会議では、第1回ハーグ会議で採択された条約の改正を含め、戦争を規制する諸条約(13の条約と一つの宣言)を採択し、軍縮に関する条約の締結には成功しなかった。しかし、2回のハーグ平和会議は、国際平和に関する共通目的を明確にし、戦争法規を採択した意義は大きい。
なお、韓国が日本の併合政策に反対して密使を送ったのは、第2回の会議中のことである。
[經塚作太郎]
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精選版 日本国語大辞典
ハーグ‐へいわかいぎ ‥ヘイワクヮイギ【ハーグ平和会議】
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