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ハーバラー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ハーバラー
Haberler, Gottfried von
[生]1900.7.20. オーストリア,ウィーン近郊プルケルスドルフ
[没]1995.5.6. アメリカ,ワシントンD.C.
オーストリア生れのアメリカの経済学者。ウィーン大学で 1923年法学博士号,25年経済学博士号を取得後,ロンドン,ハーバードの各大学に学んだ。 28~36年ウィーン大学私講師としてオーストリア学派第3世代の有力な一員となったが,36年以降アメリカに移住し,71年までハーバード大学教授 (のち名誉教授) 。この間 34~36年には国際連盟金融財政部に勤め,また 43年にワシントン連邦銀行に協力。自由主義の立場に立ち,近代理論による国際貨幣機構についての展開,国際経済についての古典派的理論と近代理論の統合,景気変動についての総合的分析などで高い評価を受けた。 50~53年国際経済学会初代会長,63年アメリカ経済学会会長。 58年にはガットの委嘱で南北貿易のための指針として"Trends in International Trade" (いわゆるハーバラー・リポート) を執筆。主著『国際貿易論』 Der internationale Handel (1933) ,『好況及び不況の理論』 Prosperity and Depression (37) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ハーバラー
はーばらー
Gottfried von Haberler
(1900―1995)
オーストリア生まれのアメリカの経済学者。ウィーン大学卒業後、ロンドン大学、ハーバード大学に留学。1928年からウィーン大学で教鞭(きょうべん)をとり、かたわら1934~36年国際連盟に勤務。1936年アメリカに移住し、以来1971年までハーバード大学で国際経済学を講じた。1950~53年国際経済学会初代会長。1963年アメリカ経済学会会長。主著『国際貿易論』Der internationale Handel(1933)において、古典学派の実質費用説にかえて機会費用概念を導入し、比較生産費理論の近代化に貢献した。第二次世界大戦後もガットの委嘱を受けてまとめた『国際貿易の傾向』Trends in International Trade(1958、いわゆる「ハーバラー・レポート」)をはじめ、貿易と発展の問題に積極的な発言を展開した。[村上 敦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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