@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ハーモニカ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ハーモニカ
harmonica
楽器の一種。口にくわえて吹奏するフリー・リード楽器。 1821年にベルリンの F.ブッシュマンによって,ムンデオリーネと名づけられて発表された。小型の木箱にあけたに金属製のフリー・リードをはめこみ,全体を金属板でおおったもので,2~4オクターブの音域のもののほか,低音用もある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ハーモニカ(harmonica)
リード楽器の一。平らな小箱型で、穴の並んだ側面に口を当て、を吸ったり吐いたりして内部の金属製リードを振動させて音を出す。ハモニカ
[補説]米口語でmouth harpまたはharpとすることから、ハープともいう。→ブルースハープ

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ハーモニカ【harmonica】
多数のリード(振動体)を収めた箱状の楽器で,奏者の息によって鳴らす。マウス・オーガン,マウス・ハープ,ときには単にハープともいう。本来の形は,箱の一側面に息の通路の穴が並び,直接そこに口をつけるが,初等教育用に急成長した鍵盤ハーモニカは,吹込口が1ヵ所だけで,ピアノやアコーディオンと同形式の鍵盤で音を選ぶ。日本では1音に対しリード2個を用いる複音型,それも両者調律に微差をつけてうならせるトレモロ・ハーモニカが好まれるが,欧米では1音1リードの単音型が中心である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ハーモニカ
はーもにか
harmonica 英語
Mundharmonika ドイツ語
harmonica à bouche フランス語

気鳴楽器の一種。マウス・オルガンmouth organ、マウス・ハープmouth harpなどともよばれる。基本的な形は、フリーリードを1列に並べ、個々に呼気・吸気を通す穴を設けて箱形のケースに収めたものである。普通、呼気で振動するリードと吸気で振動するリードを交互に並べ、隣接の2音が同時に鳴らないようにしている。これを唇の間にもってきて、左右に動かして必要な音を得、不必要な穴は舌でふさぐなどして演奏する。口腔(こうこう)の形や舌の位置を変えて音色を変化させたり音高を変化させることができる。また、楽器を手で覆うとくぐもった音になり、この変化を急速につけると音を細かく揺らすこともできる。

 ハーモニカは複音型と単音型に大別することができる。複音型は一つの音に対して2枚のリードが用いられるような構造になっているもので、この2枚のリードは完全に同一の音高ではなく、微妙にずらせてある。そのためにうなりが生じ、独特の音色が得られる。日本でよく用いられるトレモロ・ハーモニカはこのタイプである。単音型は一つの音に対してリード1枚で、うなりは生じない。合奏においても純粋な響きを得やすいことから、欧米では単音型が主流となっている。

 音の配列は、各音高のリードを取り付ける場所をかえることで簡単に変更できるので、さまざまな種類がある。一般的には全音階を基本とし、長調の楽器であれば吹くと鳴る音がド、ミ、ソ、吸うと鳴る音がそれ以外となっていて、主和音を簡単に出せるようになっている。また、半音階ハーモニカは半音異なる二つの全音階ハーモニカをなんらかの形で組み合わせたもので(たとえばハ長調と嬰(えい)ハ長調)、上下2列に並べたものや、レバーを押すことで半音上の調に移行できるようにしたもの(スライド式クロマティック)などがある。

 ハーモニカが日本に伝えられたのは1890年代(明治20年代中ごろ)といわれる。第一次世界大戦でドイツ製品の輸入が止まった1916~1917年(大正5~6)ごろ日本でも製造が始められ、安価で手軽に音の出せる楽器として、昭和の初めにかけ一般大衆の間に広まり、演奏活動も盛んに行われた。演奏家としては川口章五(しょうご)、宮田東峰(とうほう)らの名があげられる。第二次世界大戦後はかつての華々しさはないが、教育楽器としての需要もあり、製造面では日本のハーモニカは世界的な品質を誇っている。

[卜田隆嗣]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ハーモニカ
〘名〙 (harmonica)⸨ハモニカ⸩ リードオルガン属の楽器の一つ。木のわく組内に音列をなす金属小片の簧(こう)(=した)を、吹奏または吸奏して演奏する。簧の音列の仕組みによって、単音、複音、オクターブ、半音階のほか種々の調性のものがある。
※如是放語(1898)〈内田魯庵〉「裏店の悪太郎ハーモニカを翫弄(おもちゃ)にす」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ハーモニカ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ハーモニカの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation