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バンクロフト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

バンクロフト
Bancroft, George
[生]1800.10.3. マサチューセッツウースター
[没]1891.1.17. ワシントンD.C.
アメリカの歴史家,政治家,外交官ハーバード大学に学び,その奨学金でゲッティンゲンハイデルベルクベルリンの諸大学に学んだ。新大陸発見からアメリカ独立革命までを描いた『アメリカ合衆国史』 History of the United States (10巻,1834~74) を執筆。「アメリカ史の父」と呼ばれる。政治家としては,初め民主党に属し,J.ポーク大統領のもとで海軍長官 (45~46) ,その後イギリス公使 (46~49) をつとめたが,奴隷制問題で共和党支持に転じ,南北戦争のときは連邦A.リンカーンを支持した。戦後ロシア公使 (67~71) ,ドイツ公使 (71~74) を歴任。 1876年には6巻に縮小した『アメリカ合衆国史』改訂版を出版。

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バンクロフト
Bancroft, Hubert Howe
[生]1832.5.5. オハイオ,グランビル
[没]1918.3.2. カリフォルニア,ウォルナットクリーク
アメリカの歴史家。 1852年オハイオからカリフォルニア移住サンフランシスコで書籍販売に従事パナマからアラスカまでの太平洋海岸地域の歴史資料を収集西部の歴史に関する多くの書物を著わした。主著『北米太平洋岸諸州の原住民』 Native Races of the Pacific States of North America (5巻,1875~76) 。

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バンクロフト
Bancroft, Richard
[生]1544.9. ランカシャー
[没]1610.11.2. ロンドン
イギリスの聖職者。 1587年高等宗務官裁判所員に就任,清教徒 T.カートライトらに対するきびしい判決が特に知られる。次いで 89年ポールズクロスで行なった反清教の説教で一躍有名になった。 97年ロンドン主教となり,1604年ハンプトンコートで開かれた宗教会議で主導的役割を演じた。同年 J.ホイットギフトの後任としてカンタベリー大主教になり,清教徒牧師約 300名を職から追放した。 07年 E.クックと争う。 08年オックスフォード大学学長となった。

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バンクロフト
Bancroft, Sir Squire
[生]1841.5.14. ロンドン
[没]1926.4.19. ロンドン
イギリスの俳優劇場支配人。 1865年ロンドンでデビュー。 67年場支配人のマリー・エフィー・ウィルトンと結婚,夫妻でプリンス・オブ・ウェールズ劇場 (1867~80) ,ヘイマーケット劇場 (80~85) を経営し,多くの劇を上演した。妻との共著に『バンクロフト夫妻・舞台の内と外』 Mr. and Mrs. Bancroft,on and off the Stage (88) ,『60年の思い出』 Recollection of Sixty Years (1909) がある。 97年ナイトの称号を受けた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

バンクロフト Bancroft, Edgar Addison
1857-1925 アメリカの外交官。
1857年11月20日生まれ。弁護士をへて,大正13年駐日大使として来日したが,14年7月28日軽井沢病死。67歳。遺体日本海軍軍艦でサンフランシスコにはこばれた。イリノイ州出身。コロンビア大卒。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

バンクロフト【George Bancroft】
1800‐91
アメリカの歴史家,政治家。ハーバード大学卒業後,ドイツのゲッティンゲン大学,ベルリン大学に学び,1822年帰国して一時教育事業に熱中したが,31年から歴史研究に入り,大著《合衆国史》10巻(1834‐74)の執筆に着手した。この間ジャクソン大統領政策を熱烈に支持する論文を発表,政治活動にも入り,政界でも名をあげた。44年,ポークの大統領候補指名に寄与し,彼が大統領となるや海軍長官(1845‐46)に任命され,アナポリスに海軍兵学校設立メキシコ戦争(米墨戦争)にも積極的役割を果たした。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

バンクロフト
ばんくろふと
George Bancroft
(1800―1891)

アメリカの歴史家、外交官。1817年ハーバード大学を卒業後、ドイツのゲッティンゲン大学で博士号を取得。ライフワーク『合衆国史』(10巻、1834~74。1876、1883~85改訂)を著したほか、外交官としても活躍。45年海軍長官としてアナポリス海軍兵学校を創設後、46~49年駐英公使、67~74年駐独公使を務めた。また演説と筆をもってリンカーン大統領を支援。その民主政治への熱烈な信奉、愛国心あふれる筆致のゆえに「アメリカ史の父」と評される。

[池本幸三]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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