●パラダイム【ぱらだいむ】
デジタル大辞泉
パラダイム(paradigm)
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パラダイム
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世界大百科事典 第2版
パラダイム【paradigm】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
パラダイム
paradigm
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日本大百科全書(ニッポニカ)
パラダイム
ぱらだいむ
paradigm
アメリカの科学史家クーンが著書『科学革命の構造』The Structure of Scientific Revolutions(1962)で特殊な用い方をした単語およびその概念。ことばとしては、辞書によれば範例とか模範という訳があり、また文法の語形変化の例として用いられるが、クーン以来、学界・思想界で彼の用い方が広く使われて今日に至っており、日本では訳語をあてず、パラダイムのまま通用している。
クーンによれば「パラダイム」とは「広く人人に受け入れられている業績で、一定の期間、科学者に、自然に対する問い方と答え方のモデルを与えるもの」とされる。例としてはプトレマイオスの『アルマゲスト』、コペルニクスの『天球の回転について』、ニュートンの『プリンキピア』などがあげられる。あるパラダイムをモデルとして普通の科学者が行っている仕事が通常科学normal scienceであり、通常科学の発展が行き詰まると変則性が現れて危機が生じ、科学者は他のパラダイムに乗り換えて科学革命が起こる。ニュートン力学からアインシュタイン相対論へのパラダイム変換はそのような科学革命の例である。科学研究の成果は累積的に一定方向に進歩するという伝統的な科学観を崩し、科学の進歩は、あるパラダイムに基づいて一定期間行われる活動によって、科学革命がおこり路線が変わるものであることを示した。そこから一般にパラダイムは思考の枠組みというように拡大して用いられ、既成慣行のものにとってかわる新しいオルターナティブalternativeを求める際によく使われる。
[中山 茂]
『クーン著、中山茂訳『科学革命の構造』(1971・みすず書房)』▽『中山茂編『パラダイム再考』(1984・ミネルヴァ書房)』
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精選版 日本国語大辞典
パラダイム
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